親族の介護を手伝うことになったので、現状の把握と経緯を確認。
介護対象者は70代老夫婦の旦那さん。
旦那さんが寝たきり状態になって、要介護1から要介護5へと変更。
ケアマネジャーさんとの打ち合わせを経て、今後のケアプランについて話し合い。
ショートステイが開始されたので、いよいよ特養施設への入所申込みを準備していく。
入所申込書を郵送して、1週間ほどで施設からの連絡がきて施設見学に行くことになった。
見学も終わり、次は自宅にて入所前の面談と契約書の説明が完了。
別の施設からも見学の誘いの連絡もあって翌週に見学に行くことを伝える。
その後、部屋に空きができて入所が可能という別の施設から連絡があり、本入所が決定した。

8月末からC施設に5日間ショートステイ予定だったのですが、そのまま月が替わるタイミングで、C施設への本入所ということになりました。
介護をしていた家族側としては、とりあえず入所が決まってホッとしました。
しかし、まだこれから本契約を結ばなくてはいけないのです。
前回の記事でも書いたように、今回の本入所に関しての契約は、順番が前後して本入所後に締結することになりました。

契約資料を郵送しますので、記入できるところを記入していただいて契約当日にお持ちください。
記入できないところは、当日に相談員さんと一緒に記入するので、心配な方は当日記入で良いと思います。
ただしその分、契約に要する時間は延びますのでご注意を。
- 対象者が健康診断を受ける必要がある。(入所後でも良い)
- かかりつけ医が施設専属医に代わるため、現在のかかりつけ医からの紹介状が必要。(入所後でも良い)
- 介護保険証、介護保険負担割合証を施設に渡す。
- 健康保険証を施設に渡す。
- お薬手帳を施設に渡す。
- 衣類や日用品(必須の物は施設側から指示がある)
- 内服薬2週間分を用意する(1ヶ月分あると尚良い)



では、当日よろしくお願いいたします。
結局、契約は本入所から数日後に行うことになりました。
当日は奥さんと一緒に、特養施設に足を運びます。
特養施設の本入所の契約日
さて、契約当日になりました。
施設内に入る前に、手指の消毒をして、体温を測ります。
そして入館証の代わりに、入館用紙に氏名を記入します。
今回は2人分、奥さんと僕です。



まず最初にお部屋の様子を見てみますか?
相談員さんに促されて、施設内の案内と旦那さんの様子を見て回ります。
以前、見学に行ったA施設に劣らずの綺麗な施設でした。
今回のことで、自分の中での老人ホーム施設のイメージがかなり変わりました。
施設は綺麗で快適なんだ、と。
旦那さんの部屋にも案内されて様子を見ました。
いつも通りの寝たきりで、ここがどこなのかも説明しても分かっていない様子でした。(自宅ではないことは理解している)
一通り見終わった後、別室に案内されて、さっそく契約について説明を受けました。
事前に郵送で送られてきた契約書一式を広げながら、相談員さんと一緒に色々と記入したり質疑応答をしたりを繰り返しました。一応、事前に奥さんと相談しながら、書ける範囲での記入はしてありました。8割くらいですけど。
- 契約書&個人情報同意書。
- 利用者、身元引受人の氏名と押印。
- 急変時の事前確認書。
- 緊急連絡先を決める。
- 口座振替に必要な書類。
- 入院や長期外出による居室・空床利用同意書。(任意)
- 終末期の看取りについて事前確認書。(あくまで事前の確認書)
- 介護保険証は期限があるので、更新毎に施設に渡す必要あり。(1年に1回?)
- 面会は8:30~17:30で土日祝日可能。予約は必要なし。ただしマスク必須で、施設入口での体温測定や消毒、入館する全員分の氏名記入も必須。(施設によってルールは違う)
- 面会時は現金は持ってこないようにしてほしい。(トラブル防止のため)
- 施設への荷物郵送はいつでも可。ただし、施設に事前連絡は必要。
- 散髪と歯科診療については別途料金。(定期的に行われるので申し込む)
- 数日間の外出は、家族と施設の許可があればOK。(今回は寝たきりなので該当せず)
契約については、ざっとこんな感じでした。
上の書類等に加えて、事前に準備しておいた物たちは、当日に施設側に渡してあります。
ただ、事前に準備できなかった「かかりつけ医からの紹介状」は後日に回しました。
入所後の健康診断ですが、契約が午後からだったので、午前中に施設が指定した病院へ行って済ませてありました。
病院までは施設側で送迎車を出してくれたので助かりました。(往復15分ほど)
旦那さんが寝たきりというのもありましたが、健康診断には必ず家族が1人以上付き添うのが必要条件だったので、奥さんと僕で一緒に行ってきました。(待ち時間も入れてざっと1時間くらい)
本入所が決まったので、他の施設に断りの連絡を入れる
書くのが後になってしまいましたが、C施設へ本入所契約に行く前に、既に他の候補施設には断りの連絡を入れてありました。
今回、見学等も含めて連絡をもらっていた施設は3つ。


◆今回連絡をもらった3施設
・A施設→施設の見学をして、自宅面談と契約の説明にきた。
・B施設→見学にきませんか、と連絡があったので見学予約をした。
・C施設→本入所が決まった。
本入所が決まったとなれば、他の施設には断りの連絡を入れておかないといけません。
そうしないと、各施設側でも入所に向けて準備を進めているので、必要なくなったことをお知らせしていないと余計な手間が増えてしまいます。
それに、本入所が可能な施設が見つかり、契約手続きを進めているという情報は、他の施設には共有されていないため、把握されていないということも理解しておきましょう。
申込者のために動いてくれている各施設の御厚意を無下にしないためにも、お互いスッキリと次に進むためにも、連絡をしておくのが最善かと思います。
A施設からは、面談と契約説明日のときにも、



当施設の見学をしていただいて、契約について説明をしましたけど、他に良い施設が見つかった場合は、遠慮なくお知らせください。
別にそれでどうこうなるわけではありませんので。
他の申込者の方も複数施設と同時進行していますので、どうぞお気になさらず。
という感じに言われていました。
申込者は、とにかく早め早めに施設に入れたいわけですし、複数施設で同時進行で順番待ちをすることは自然のことです。というか、そうしないと長く長く自分の順番を待つことになってしまいます。
良くしてもらったから断りにくいとか、見学をしたから、契約の説明を受けたから断りにくいとか、関係ないのです。
どれだけ早く、本入所まで進めるのかが申込者(介護する家族)には大事なことなのです。
申込受付センターにも連絡を入れる
本入所も決まって、他の施設にも断りの連絡も入れたし一安心。
と思いきや、実はもう1つ連絡を入れる所があります。
以前の記事でも書きましたが、本入所が決まった場合に申込の取下げ手続きを申込受付センターに伝えなくてはいけません。


取下げ手続きと言っても、難しいことはなく、本入所が決まったので申込書を取り下げてくださいと連絡するだけです。
電話をしても淡々としていて、塩対応で終わりました。
ああ、こんなものかと。
でもこれで連絡すべきところには一通り連絡し終えたので、特養施設の入所に関してはいったん一区切りかなと思います。(実際は違いましたけど)
次回は、今まで書いてこなかった特養施設の料金について深堀りしたいと思います。
料金の仕組みを事前に知っておくだけで、かなり金額差があると言っても過言ではなかったです。
というわけで、次回「特養施設の利用料金について」に続きます!


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