第5回目の「これが、弊社の〇〇です。」シリーズですが、今回は弊社の「離職率」を書き綴りたいと思います。
前回でも触れましたが、弊社は社員の入れ替わりが激しい職場です。
中小企業のあるあるの1つですね。
離職率の高さは、そのまま会社の内情を反映するように思います。
会社の居心地が良ければ社員さんは残るだろうし、何か問題があれば離れていく。
これは、どこの会社もだいたい同じだと思います。
弊社の退職率は・・・
弊社は、数年前まではほとんど求人を出していなかったのですが、
新社長に変わってからは離職率が跳ね上がったので、求人を出さざるを得ない状況になってしまいました。
そんな弊社の2年以内の離職率は・・・・驚愕の100%
人数で言うと、10人以上20人未満というところでしょうか。
男女比は、1:4くらい。
つまり、新社長に変わってから入社した社員さんは、早くて1年以内、どんなに頑張っても2年以内で退職してしまうのです。
更に一番痛手だったのは、新入社員ではない長年在籍していた社員さんが数名退職してしまったことです。
役職が付いていた社員さんもいたので、その人たちがいなくなったときは焦りましたね。
退職のパターンは様々でしたので、下記にまとめてみました。
◆退職期日を決めて退職。いわゆる円満退職。
◆何も言わずに来なくなる。そして連絡も取れなくなる。
◆体調不良で欠勤しがちになり、最終的に来なくなる。
◆退職代行サービスの利用。
どの退職パターンも、ありがちだと思います。
近年は退職代行サービスというものが増えてきたので、それを利用する人も数名いました。
かといって、退職代行を利用して辞めた人を見たのは弊社が初めてでしたね。今までの会社ではそんなサービスを利用して辞める人はいませんでしたし。これも時代の流れというやつかなと思います。
でも実際、退職代行サービスって楽だなって感じました。
数万円支払えば、翌日には全てから解放されるわけです。事後処理もしてくれるそうですし。
辞める人にとっては、勤めた会社が今後どうなろうと構わないわけですし、人生においても関わることもないし、関わりたくもないと思います。
そんな会社の為に、退職挨拶回りやら、業務の引継ぎやらなんてしたくないでしょう。無駄な時間ですもんね。
下手したら、退職までの間に嫌がらせだってあるかもしれませんし。(会社の体質によると思いますが)
そうした色々なことを悶々と考える必要もなし、スパッと翌日から新生活!
そう考えると、退職代行サービスは今後も需要がありそうです。
引継ぎがなくて残った社員が困るのは、元を辿れば会社側の責任ですから。
退職の本当の理由を聞いてみた。
今まで何人もの退職者を見送ってきましたが、実際に退職者たちと話しをする機会があったので、「本当の退職理由」を聞いてみました。
◆社長のやり方についていけない。
◆人間関係に不満。
◆給料が仕事量と見合ってない。
弊社での本当の退職理由は、上記の3つのみでした。
こんなものなんですよ、退職したい理由なんて。
退職するときに、本当の理由を言う人なんてほぼ皆無です。
そりゃそうでしょう、辞めるのは仕事を続けていく上で嫌な理由があるのだから。それをわざわざぶつけて喧嘩みたいな変な空気になるのも嫌でしょうし。
だから退職者は、もっともらしい理由を言うしかないのです。
「そうか、その理由なら退職するのも仕方がないね」って会社が納得する理由を。
人間関係が不満であれば、大企業やそれなりの人数・部署がある会社なら、異動で何とかなる可能性もありますが、
弊社は小さい会社なので、部署異動しようが何も変わることはありません。
なので人間関係に不満が出たら解決策は皆無です。辞めるしかありません。
不満だと思う対象者がいなくなる、というパターンもあるかもしれません。しかしそれは望みが薄いです。
そういう人間こそ会社に残り続けるのが世の常。
そして優秀な人たちは見切りをつけて去っていくのも世の常。
今まで何社か勤めてみましたが、この根底は変わることはなかったです。
よほど良い会社であれば、この根底を覆すことができるのだと思いますが、ほぼ無理でしょう。
その原因が会社のトップである「社長」であれば尚更です。
退職者が増加傾向になって社長が下した判断は・・・
弊社の社長のすごいところは、退職の理由を鵜呑みにし、何も改善をしないところです。
鵜呑みにしていないのかもしれないですが、あえて目を逸らしている可能性もあります。
さすがにこれだけ毎年退職者が出続ければ、会社側や社長自身に何か問題があるだろうと気付くとは思うのですが、
気付く様子が見受けられません。
それどころか、退職者が多いのは役職者や社員側に責任があると、責任転嫁を始める始末。
これには社員一同驚きでした。
実際、このことで責任を取らされた役職者は、査定時に評価が下がり、賞与等を減らされてしまったとか・・・。
社長が責任を取るのではなく、社員に責任をなすりつけるだなんて。
恐ろしいですね。これも中小企業の社長あるあるなのでしょうか。
それとも、弊社社長の性格の問題なのでしょうか。
さて、今回は弊社の離職率、併せて退職理由などを書いてみました。
会社の離職率というのは、面接時に聞いてみたい質問ではありますが、聞きにくいですよね。
そういう質問は失礼にあたるだとか、面接官の気分を害するだとか。色々意見はあります。
ベンチャー企業やスタートアップ企業とかなら、離職率の高低だけで企業の良し悪しが決まるわけではないとは思いますが、
はっきり言ってそういうのは、働く側からすれば関係ないです。
言えないってことは、隠したいことがあるからでしょう?
離職率が高い会社にすれば何も問題なんてないはずなのに。
とはいえ、別に離職率を質問するのはNGではないと思います。
聞くタイミングに気を付ければ良いんじゃないかと。
ちなみに、弊社が今まで面接時に離職率について質問をされたことは、1回のみだったそうです。
意外と皆しないんだなぁ。
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