ブログ引っ越し完了

これが、弊社の監視体制です。

弊社は社長が交代してからというもの、防犯カメラの台数が増加しました。
全てF社長の意向によるものです。
元々1台は防犯カメラとして弊社入口に設置してあったのですが、月日が経つごとにいつの間にか増えていました。

今の防犯カメラは昔に比べて安価だし、映像も綺麗、設置もしやすく、音声も録音可能。
それにスマホやPCからいつでも閲覧可能になっています。
このように利便性が良くなっている為、各家庭でも導入がしやすくなっていると思います。

そういうことも影響してか、弊社にある防犯カメラの台数は順調に増え続けていったわけですが、気付いたら週明けにカメラが新規設置されている、なんてこともしばしばありました。

「防犯」カメラなのに「監視」されている感覚があるのは、その使い方によるところが大きく、室外だけでなく室内にもカメラが設置されている状況から発生しているように思います。

社長室はもちろんのこと、会議室や倉庫、部署ごとの部屋、etc・・・。

目次

ある日、社長室に行ったら・・・

以前、社長室に用事があって伺った際の出来事。
社長室に入ると、F社長のデスクがすぐ見えるのですがその光景を見た瞬間、僕は引きました。

「ひぃっ・・・」

って声が出ていたかもしれません。
それほどまでに驚くべき光景を目にしたのです。

引くくらい驚くべき光景、それは・・・。
F社長がデスクの上に多数のモニター、タブレットを並べて防犯カメラの映像を見ていたのです。

あれ?ここって社長室じゃなくて監視室だっけ?
と勘違いしてしまいそうな光景でした。

多数のモニター、タブレットの映像に囲まれていたF社長の姿は、僕の目には異様に映りました。
そこまでして社内を監視するの・・・?と。
社内の監視が社長の仕事なの・・・?と。

F社長は全てを把握していないと気が済まない人間です。
つまり、社員を一切信用していないのだと思います。
そういう人間だからこそ、社内・社外に設置された防犯カメラの映像を逐一チェックしているのでしょう。

そしてこのカメラには録音機能が備わっています。
その為、映像内での会話も後から聞くことも可能なのです。

それって、盗聴にならないのか?という疑問が沸きます。

例えば、F社長が参加していない打ち合わせが会議室であったとします。
会議室にはカメラが設置されているので、映像も見れるし、会話も聞こえてしまいます。
参加していなくても、F社長は全ての情報を見聞きできるという筒抜け状態。
これってもう「防犯」カメラの本来の役割じゃなくなってますよね。

ある管理職の方に、社員さんがこんな質問をしたことがあります。

社員

数名の打ち合わせで会議室を使いたいんですけど、あの部屋ってカメラありますよね?会話とかF社長に聞かれる恐れってあるのでしょうか?

その質問に対しての管理職の方の答えは、
「聞かれる可能性がないとは言えないので、できれば会議室は使わない方が良い」
だったそうです。

打ち合わせがしたいのに会議室が使えない会社って何だ!?
と思わず苦笑いする社員たち。

会議室を使うならば、会話の内容が全てF社長に筒抜けになっても良い、という会議でないと危険だということです。
全て筒抜けになることを前提にしか打ち合わせができない。
これって、中小企業だと普通のことなのでしょうか。

管理職の方が言うには、実際にF社長の口から「カメラの映像を見てたら〇〇(社員の名前)が~」という話もしていたというし、カメラ映像が見れるようにタブレットやスマホの設定をして欲しいとシステム管理者にも相談していたということなので、映像のチェックは確実に日々行っているのだろうということが分かりました。

監視の圧力を高めているドライブレコーダー

もう1つ、監視されている感覚を強めているのは、社用車へのドライブレコーダー設置です。
もちろんGPS搭載型です。

今や自動車には必須とまで言われるドライブレコーダー。
弊社でも導入済みです。

しかし最初は反対意見もありました。

GPS搭載だったり、録音機能があると監視されているようで嫌だと、かなり反対意見が強かったようです。
当然といえば当然ですよね。
そんな反対意見に対してのF社長の意見は・・・

F社長

監視目的で設置するわけではないので安心してください。
あくまでも社員の方々、強いては会社を守る為に設置するだけです。

監視はしない、守る為だと。
それから双方話し合いを何度か重ね、最終的には全社用車にドライブレコーダーを設置することになりました。
もちろんGPS搭載型。

それから数ヶ月経過。
F社長から、とある部署の管理職の方に注意があったそうです。

F社長

〇〇部署の〇〇(社員名)の車がもっと早く帰社しても良いのに遅い。
GPS情報を見ていたら寄り道をしている。
サボらないように注意をしておくように。

やっぱり監視してました(笑)

注意された管理職の方も、「やっぱり監視してんじゃん。だから反対したのに・・・」と愚痴をこぼしていました。

そして驚くことに、車内での会話も後からデータを取り出して聞いていたそうです。
恐ろしいことですね。

まあ、F社長曰く全ては社員と会社を守る為らしいですから。

社員を守る、家族を守る、会社を守る

以前、別の会社に勤めていた時も同じように、社用車にGPSを搭載させるかどうかで揉めていたことがありました。
その時も今回と同じようにトップの方が「社員を守る為」と言って無理矢理設置を進めたそうです。

しかし結局は・・・弊社と同じ道を辿ったのです。

今まで何社か勤めて、「社員を守る為、社員の家族を守る為」という発言を強く推すトップがいる会社は信用できないなと思ってしまいました。悲しいことです。

というか信用させて欲しいものです。
そんな当たり前のことすらできないのかといつも落胆する日々。
当たり前のことを自然に実行できる会社って存在するのでしょうか。
存在したとしても、ごく僅かなのでしょうか。

現在、弊社の防犯カメラ設置率ですが、全部屋にカメラが付いているわけではありません。
それでも数は多いと思います。一般的な中小企業と比べて。(もうすぐ2桁いきそう)

しかし、これからはどうなるのかは分かりませんが確実に言えることは、増えることはあっても、減ることはないということです。

そう、全てはF社長の気分次第なのです。

※一番ヤバイのは、女性のロッカールームにも防犯カメラが設置されているっていうところ。
カメラには角度的にロッカーは映らないようになっているけども・・・。下手すりゃ犯罪行為なのでは?

と悶々としています。これって許されるのかと。

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