【初めて】心療内科に行ってきた。

兼ねてより会社のことで悩んできましたが、この1年間で心身共に影響が出始めていました。
これはもう会社に行き続けるのは難しいかもしれない、と思い始めたわけですが、悩みは尽きません。
今の状況で無事に円満退職ができるのだろうか、辞めると言ったらどんな精神的パワハラを受けるのだろうか・・・？
と考えてしまい、悶々としていました。

それでも日に日に影響が強く出始めていて、年度始めに限界突破な出来事もあり、「もう無理！限界ですわ！」ってことになり、早々に退職の決意をしました。

事を荒立てずに平和的に円満退職がしたいので、それができれば一番良いのですが、どうなるのかを考えても未知数だったので、保険として「休職」という手段も取れるように、尚且つ今の自分の心身状態を一度専門医に診断してもらいたいという希望もあって、心療内科に行くことにしました。

心療内科を探して、予約する

心療内科に行くことを決意したものの、全てが初めてのこと。
普通の内科や外科は今まで何度も行ったこともあるし、手術も経験しております。
しかし、心療内科という場所には一度も行ったことがなく、未知の領域でした。
その分、不安要素はたくさんあります。

心療内科と聞くと、精神的に病んでしまった方々が訪れる場所であり、処方された薬で依存症になってしまう。
そんなイメージが強くありました。
それに、医師との相性もあるので、逆に症状が悪化してしまうなんてこともよく聞きます。
親に「心療内科を受診しようと思う」なんて言った日には、「危ないからやめて！」とよく分からない理由で引き留めにあいそうです。

そんなマイナスなイメージが付きまとってはいましたが、そんなことを考えていても仕方がありません。
「心療内科に行く」ということを決めたのならば、ひたすらに調べて、より良い心療内科を探すしかありません。

以下のポイントを重視して探してみました。

①電車で往復30分くらいの場所
②ネットの口コミ&レビュー数が多くて評価が高いところ
③なるべく早めに予約が取れそうなところ
④診断書をすぐ出してくれそうなところ

幸い、現在住んでいる場所から電車で15分ほどの範囲には、まあまあ大きい街があるので、たくさんの心療内科が点在していました。
今後も通うと考えたときに、あまり遠くだと通いにくいし大変だなと思い、電車で往復30分以内で行ける場所ならば普段の通勤時間よりも全然時間がかからないので通いやすいかなと。

そして3つの心療内科に絞り・・・そこから更に絞って、行く場所を決めました。
最終的な決め手は、休日に診療受付をしていて、今から予約してもすぐ対応可能で、場合によっては診断書もすぐ出してくれそうなところにしました。

ということで、予約開始です。

どこの心療内科も同じだったのですが、最初の予約は「電話予約」。
電話をすると受付の方が応答。
予約したい旨を伝えると、どういう症状が出ているか、今どんな状態かを聞かれました。

「では、明日来院してください。明日は混雑が予想されますがご了承ください」

ということで、予約電話翌日に診てもらえることになりました。
事前に症状等を記入する用紙（問診票みたいなもの）があるのだけど、ネットから印刷して先に記入しておけば、その分の時間を短縮可能ということなので、早速記入。

あとは翌日になるのを待つのみです。

診察当日

あいにくの雨模様。
だいたいこういう時って雨なんだよな～と。もう慣れっこだぜ！
と強がりつつ病院へ向かいます。

病院に着いての第一印象は「思っていたよりも人が多い。そして若い人が多い」。
休日だからなのか、それだけ僕と同じように悩みを持つ人が多いのか、現代社会が生み出した弊害なのか。
とにかく多かったです。

呼ばれるまでの間に、心理テストみたいなこともしました。用紙を渡されてそこに絵を描いたり質問に答えたり・・・。
しかし30分待っても一向に呼ばれない。それどころか、来院する人は増えていくし席も埋まっていく。

45分経過したところでやっと名前を呼ばれました。
緊張の瞬間ってやつですね。そうは言っても、家を出てからずっと緊張はしていますけども。
だって初めてなんだもん。

診察室に入ると、ほんのりと暑く感じた。
デスクが置いてあり、先生が座っている。もちろんコロナ禍なのでアクリル板もある。
そしてPCを操作しながらの先生と対面に座す。

先生は、問診票を見ながら僕に質問をする。
僕はそれに答えつつ、症状の説明をする。
過去の経歴や出来事についても質問を何個かされてたり。幼少期についても質問されたり。
このようなやり取りが数回行われ・・・

診断結果は、「うつ病の軽度で、適応障害」とのことでした。
うつ病まではいっていない、抑うつ状態だけど、決して軽く考える必要はないと。
うつ病の軽度なのに抑うつ状態？どゆこと？と思いつつも、まあそうなのかと。

ここで僕は一度考える。
確かに今の状態では「退職したい」という思いが強く前に出ている気はする。
しかし、何ヶ月も休職しようが結果は変わらないのではないかと。
結局のところ、僕が「退職したい」と思う原因そのものが取り除かれない限り、いくら休職しようが退職する未来は変わらない。
絶対に取り除かれない原因にモヤモヤしつつ、休職期間を過ごすのならば、いっそのことスパッと退職という選択をして、解放された方が今の自分の状態を考えると良いのではないかと考えた。

そんな話を先生に伝えると、休職の強制はしないし、自分でそう考えて決めるのならそれでも良いと思います。
休職する場合も退職した場合も、言ってもらえれば診断書もすぐ書きますから安心してください、と。

処方箋のお話

それからは処方箋のお話になった。
今回のお薬は次の4種類。

①レクサプロ錠10mg
②モサプリドクエン酸塩錠2.5mg
③ワイパックス錠0.5mg
④デエビゴ錠5mg

メインは、①レクサプロ錠で、③④は別に飲まなくても良い薬だそうです。
①を飲むときに副作用で吐き気が出るかもしれないということで、②の薬も処方してもらいました。
どうしても強い不安を感じたら、③を飲む。
眠れなかったら、④を飲む。
という感じ。
普通の風邪で内科で貰うような薬だと1日3回というのが多いけど、今回処方してもらった薬は1日1回まで。

で、①レクサプロ錠は1日1回は必ず飲むようにということでした。
不安や緊張等を和らげる薬で、気持ちを楽にして意欲を高めてくれると。
そういう薬って依存性が強いのでは・・・？
と、不安になったので先生に聞いてみる。こういう薬を飲むのは初めてで不安があると。

先生曰く、レクサプロ錠の依存性は一番軽い薬で、初めて処方するときにぴったりだとか。
1日1回飲むのだけど、お薦めは寝る30分前くらいだそうな。

とりあえず、薬を飲んでみて一週間後にまた診察に来てくださいとのことでその日の診察は終了。
15分くらい診察した気がする。
話もきちんと聞いてくれて、質問にも答えてくれて、物腰も柔らかい良い先生だったな～という印象。

診察の後はお会計。
会計時に、次回診察にくるときまでに記入してきて欲しいと封筒を渡される。
どうやら心理テスト（？）のようなものでした。（ベンダー・ゲシュタルト・テストと精研式パーソナリティ・インベントリィの2つ。）

薬の副作用に苦しむ

さてさて、初めての心療内科を終えて帰宅。
あっという間に就寝時間。
病院で言われた通り、就寝の30分前に薬を飲む。
今日は、レクサプロ錠のみ。吐き気の副作用も心配なので、モサプリドクエン酸塩錠も一緒に飲んだ。
そして布団に入り、横になる。

しばらくスマホをいじっていたら、少し汗ばむ感じがしてきた。
急に体が熱くなった感じがして汗が出てきた。薬の副作用かな？とあまり気にせずそのまま寝た。

・・・が、眠りが浅くて何度も目が覚めてしまう。
身体が急に熱くなり、発汗。しばらくすると落ち着くけど、また発汗。
何だか変だ。それに体の中がゾワゾワする感覚も出てきた。

一度起き上がりトイレへ。そして水分補給。
症状が少し落ち着いた・・・と思いきやそんなことはなく、身体に異変が出てくる。

という症状が出始めてきて、これは何かやばいと思い、レクサプロ錠の副作用をネットで調べる。
この時、午前3時すぎでした。

調べた結果、他にも数名同じような副作用が出た人がいることが分かった。
レクサプロ錠を飲んだときに稀に出る症状だとか。
しかもレクサプロ錠は効果が長く、飲み始めて3～4時間が一番その効果が現れるよう。
って、それちょうど今じゃーん。

そこから24～27時間かけて効果がなくなるらしいのですが、長くない？
こんな症状が出てしまい、一瞬救急車を呼ぶべきか迷ったが、水分摂取しながら様子を見る。
全然眠れないし、あと数時間後には起床して仕事に行く時間。
完全寝不足で出勤きっつー。満員電車に乗るのきっつー。9時間も会社に束縛されるのきっつー。

1時間くらい症状に苦しみ、一瞬落ち着いた感覚があったので、その瞬間に布団で睡眠体制に入る。
1時間でも・・・寝ておきたい。
それから少し症状が落ち着いて、何とか1時間半ほど睡眠が取れました。

一夜明けて

起床後、朝食を食べようとしたら、また多量発汗+全身のムズムズ感+落ち着かない感じが発生。
横になりたい・・・そう思ったが出勤支度をしないと仕事に間に合わない。
食欲もほぼなかったけど、吐きそうになるのを我慢して無理矢理詰め込む。苦しい。なんという苦行。
ここまでして仕事行かないといけないんか。仕事って本当に必要なものなんか？

その日は、お昼も食欲なくて無理矢理詰め込んで、夕方過ぎまで頭がボーッとした感じと、倦怠感がずっと続いていました。
こういう日こそ休みたいよね！
でも仕方がない、どうしても休めない日だったから・・・。

とりあえず、どう考えても薬の副作用だと思ったので、その日から薬は一度断念。
翌週もう一度病院に行くことになっていたので、その時に薬を1日で断念したことと、こんな症状が出たという話を先生にしようと思ったのでした。