昨年の夏に歯の詰め物が取れたことをきっかけに、数年ぶりに歯医者に通うことになりました。
歯医者の技術の進歩については、以前の記事でも書いたのですが、今回はついに親知らずを抜くことになったので記録として残しておきたいと思います。

人間には親知らずと呼ばれる歯が4本あります。
しかもこいつら厄介なことに、20歳前後から生えてくるんです。ほんとやめてほしいですよね。
生え方や状態によってはリスクがあるので、抜歯するということもあります。超運が良い人はまっすぐ生えることもあるそうなので、そういう人は抜かなくても良いみたいです。うらやま。
僕は運がなかった方の人間なので、歯医者さんには「全部抜いた方が良いですね」と言われました。ニッコリと。
そして僕も半笑いでニッコリ。
- 右上1本、右下1本
実は左側の上下の親知らずは10年以上前に抜歯完了しております。
そのときの思い出?
怖い、痛い、時間かかりすぎの三拍子でしたね。
歯の治療に対する恐怖心は幼少期に植え付けられているので、大人になっても一向に拭えません。僕は。
痛いのは麻酔もそうですけど、特に抜歯後ですね。
麻酔をするときの痛みさえ我慢できれば、抜歯中は何とか耐えられます。
当時の抜歯は、僕の親知らずの生え方が良くなかったのか、時間がえらいかかりました。途中で麻酔が切れちゃったので麻酔も何度か追加しましたし、途中で先生が交代したりして何とか抜くことができたみたいです。3時間くらいかかったような気がします。
上の親知らずと比べて、下の親知らずは抜歯後が治りにくいみたいなので、しばらくは口の中は鉄の味がしましたし、痛みも継続してました。激痛まではいかなかったんですが、集中力は確実に奪われるくらいのじわじわした意味がしばらく続いたのは覚えています。
まず、右上の親知らずを抜歯することにした
歯医者さん右上の親知らずですが、虫歯になっていますね。
「えっ」
と驚いたものの、そんな気はしていたのです。
ここ数年の間で、何度か痛むことがあったし「まあ、そうだろうな」という感覚。
「やっぱり抜いた方が良いですかね?」



そうですね。残しておくメリットがないですし、痛みがあって虫歯治療するなら抜歯した方が良いと思います。
上の親知らずは下の歯と違って、そこまでつらくないと思いますよ。
先生曰く、上の親知らずは比較的抜きやすい形で生えているということで、時間もかからず抜歯できそうだし、抜歯後の腫れも少なく回復も早いだろうとのこと。
「じゃあ、抜きます」
ということで、決心。
その日は簡単な説明を受けて帰宅。
抜歯当日
予約が取れたのは朝の早い時間帯だったので、朝食抜きで歯医者へ。
胃腸の弱い僕は、朝食を摂ることで親知らずの治療中にトイレに行きたくなる可能性があるかもと考慮したわけです。



おはようございます。
今日は抜歯ですね。
「よろしくお願いします。」



抜歯する前に、こちらの薬を全部飲んでもらいます。
薬は全部で4錠あった。抗生物質と痛み止めのようだ。
「朝食を食べてないんですけど、大丈夫ですかね?」



えっ!?
朝ごはん食べてないんですか!?
あれ?なんか不味ったかな?食べなきゃ駄目なんか?



ちなみに、胃腸の方は・・・・?
「弱いですね」
キリッと答える。そう、俺は!!!!弱いっ!!!!ドン



うーん、少々お待ちください。
そう言うと、先生は奥の方へ行ってしまい何か相談をしている様子。
どうやら、食事抜きで胃腸が弱いということが抜歯するにあたって良くないみたい。
相談している声も所々聞こえてきて、抜歯を中止にするかうんぬんの話をしているみたいでした。
せっかく決心して抜歯にきたのに、ここで中止にされたら決心が揺らいでしまう。



お待たせしました。
今から飲んでもらう薬がですね、ちょっと強いお薬でして、胃が空っぽ状態だと胃腸へのダメージが大きくて体調不良になる可能性がありまして。
中止は、いやだッ。
「大丈夫です。胃が空っぽの状態でも痛み止めとか飲むこともありますし。」



そうですか、わかりました。じゃあ抜歯しましょう。
水は多めに飲んでくださいね。
なんとか抜歯中止は回避し、出されていた薬4錠を飲む。
そして先生から抜歯後の説明をざっくり受けて抜歯本番に挑む。



では、まず表面麻酔をしていきますね。
抜歯する周辺の歯茎に薬(痛み止め)を染み込ませた綿を入れて5分ほど待機。
この表面麻酔を事前にしておくことによって、麻酔注射を打つ時に痛みが激減するのである。(と思っている)



では指に機械をつけますねー
おそらく、パルスオキシメーターという酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定する機械をつけられる。



かなり緊張していますね。
「医者」と名のつく場所に行くと、座っているだけで心拍数が倍になるのはいつものこと。これはもう一生変わらないだろうと思います。



では、麻酔をしていきますー。
ちょっとチクっとする感じとグググって押される感じがあるかもしれません。
———きたか。
身構える。心拍数が上昇し、緊張もMAX状態。
しかし表面麻酔をしていたおかげか、ほとんど痛くない。
それでも、何をどのようにされているのか全く分からない状態なので、不安が勝手に増していき僅かな痛みを探そうと集中力を高めてしまう。
「ううう…」
と少しだけ声が漏れるものの、思っていたよりも痛みはないのである。



麻酔終わりましたー。
いったん口を濯いでください。
麻酔をしているときに、モーターが回転するような音が聞こえたのでおそらく「電動麻酔」だったのかと予想。
コンピューター制御で麻酔液の注入速度と圧力を一定に保ち、針を刺す時の痛みや薬が入る時の違和感を最小限に抑える歯科医療機器。
表面麻酔(塗る麻酔)や極細針との併用により、痛みに配慮した治療を提供し、患者の恐怖心を軽減。
今はそんなものがあるんだなー。最高すぎますね。
親知らずを抜くのを数年以上待った甲斐があったと言っても過言ではないですね。
抜歯開始
麻酔後、呼吸を整えて緊張がほぐれるのをしばらく待ったあと、ついに抜歯が始まった。



麻酔の効き具合を確かめますねー。
何箇所か何かをされて「痛みの確認」を行う。



じゃあ、ちょっと引っ張りますね。
我慢しないで少しでも痛かったら言ってください。
そして、グググっと引っ張られる感覚。
ん?なんか微妙に疼くというか痛みがあるような。
更に引っ張られる感覚が続く。やっぱ痛い気がする。
「なんかちょっと痛みがあります。」



あ、痛みますか。じゃあ少し麻酔を追加しますね。
ということで、麻酔を少し追加される。もちろん電動麻酔。刺すときの痛みはゼロ。
再度痛みの確認をして、問題ないことが分かると抜歯が再開された。
———約5分後。



抜けましたよー。
「えっ」
思ったよりも早く抜けたので驚いた。
以前、反対側の親知らずを抜いた時の数時間は一体・・・。



止血しますので、しばらくこれを嚙んでてください。
脱脂綿みたいなものを入れられ、それを言われるがままに噛む。
今は麻酔が効いているから痛みも何もない。ああ、麻酔が効いているなという感覚のみが残る。
ふと、目線を落とすと抜歯したと思われる親知らずが置いてあった。若干の血にまみれて。
すごく、大きいです。
そして事前に言われていた通り、虫歯になっていて黒ずんでいた。
「これって虫歯ですか?」



そうですね、虫歯ですね。
浸食はしてませんでしたけど。
なるほど。でもこれで右上の歯の疼くような痛みからは解放されるわけだ。気になることが1つ減るので嬉しい。



今日は痛み止めを出しておくので飲んでください。
もしも、その痛み止めを飲んでも痛い場合は更に強力な痛み止めも追加で飲んでください。
あとこれは脱脂綿です。出血があるようでしたら噛んでください。
脱脂綿が3つ入った袋を手渡される。



それと明日なんですけど、抜歯後の様子を見たいのと、消毒をしたいので来院してほしいです。
どうやら、抜歯後の翌日消毒はセットのようだ。
そうくるだろうと思って来院できるようにスケジュールは調整済み(?)である。
そして、いくつか先生に質問をした。
- 食事はしばらく片側で噛むように。
- 抜歯当日は柔らかいものを食べるように。刺激物は避けてください。飲酒禁止。
- 抜歯当日は風呂禁止、シャワーはOK。
- 歯磨きも当日は抜歯周辺はしない。
- 数日間腫れが出る場合もある。
帰宅後に麻酔が切れたあと、じんわりと痛みが続くくらいで痛み止めを飲んでいれば普通に過ごせる感じでした。
翌日、消毒のため歯医者へ
むくりと起床すると、抜歯したところがじわじわ痛む。というか、痛みで早く目が覚める。
歯医者に行く時間は夕方。
まだまだ時間がある。それまでは痛み止めを定期的に飲んで過ごすしかない。
夕方———。
歯医者に到着するとすぐに名前を呼ばれた。



お痛みはどうですか?
「ちょっと痛いですけど、痛み止め飲めば大丈夫な感じです。」



追加の痛み止めは飲んでます?
「そこまでの痛みじゃないので飲んでないです。」



分かりました。では確認していきますねー。
- 歯茎が少し腫れている。
- 消毒と確認は5分程度で終了。
ささっと会計をすませて帰宅。滞在時間10分くらいでした。
それからは1~2週間ごとに消毒&確認をして、しばらく期間をあけて右下の親知らずを抜歯することになったのです。
そう、こいつがメインなのです。
一度は抜歯を断念した親知らず———何年越しでしょうか。
ついに、この手(歯医者さんの手)で永きにわたる親知らず(虫歯付)との戦いを終わらせるときがきたのです。
後編に続く!







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