親族の介護を手伝った話(26)~特養施設の支払いとナンバー・ディスプレイ導入

前回までのあらすじ

親族の介護を手伝うことになって早数ヶ月。
介護対象者は70代老夫婦の旦那さん。寝たきり状態で要介護2から要介護5へ。

特養への入所も完了したけど、病院に連れて行ったりとなかなか忙しい日々を過ごす。
そして年末が近づいた頃、旦那さんの訃報連絡があり、施設で看取る。

葬儀も無事終わり葬儀代の支払いも完了。この後は手続き関連がてんこ盛り状態。
まずは区役所と年金事務所へ行って、できる限りの手続きを行った。

遺骨は旦那さんの遺言通り、散骨にて対応。

今回は、旦那さんが亡くなった後に対応した手続きの続きを書きたいと思います。

海洋散骨の申請が終わった頃、旦那さんが入所していた施設からの振込み用紙が届いていました。

目次

入所していた特養施設の支払いを完了させる

振込み用紙に同封されていた送付状によると、振込みは今回のを含めて計2回のようです。(昨年の12月分・1月分)

旦那さんが亡くなったのが昨年の12月なので、その1ヶ月分(12月分)の支払いと、今年に入って荷物を受け取りに行くまでの数日間分(1月分)を支払わないといけません。

事前に施設の方から聞いていた通り、旦那さんが亡くなった後からの料金は部屋代のみで、食事代やその他諸々の料金は引かれていました。

奥さんから「残り2回分の振込みは、お金を渡すから支払っておいてもらえないだろうか」と打診されたので、これを了承。

奥さんの中では、旦那さんが亡くなって、入所していた施設にも御礼の挨拶をしているので、気持ち的にはもう施設との関係は切れたということになっているので、関係が切れたものに対してわざわざ銀行ATMに出向いて振込み作業をするのは面倒だ、という見解かと思います。

まあ僕としても、奥さんに大金を持って出歩いて欲しくないし、僕の方でネット振込みができるのでこちらの方で対応した方が手早いし、という気持ちがありました。

ネット銀行は便利だから、奥さんも今後使えるように申し込んで欲しいのですが、年齢的に銀行窓口まで行って申請しないと駄目なんですよね。

しかも奥さん1人じゃ申請方法も訳わからん!ってなるのは目に見えているので、誰かが付き添わないといけない。

じゃあ僕が付き添うかってなるわけですけども、僕は直系親族じゃないので身分を証明するものを用意しないといけないという手間が発生します。

でも今回の手続き云々をしていて思いましたが、そんな手間を惜しまずに便利になるなら申請しておくべきだと強く思いました。

なので、そのうち奥さんと一緒に銀行窓口に行ってネット銀行の手続きをしてこようかと思います。当分先のことになりそうですけど。

2月に施設の利用料金の支払いは全て完了しました。

ナンバーディスプレイの導入提案

奥さんの自宅固定電話にはディスプレイが付いています。でも電話がかかってきても相手の電話番号は表示されません

なぜなら、ナンバー・ディスプレイに申し込みをしていないからです。

携帯電話やスマホに慣れてしまっていると勘違いしがちですが、自宅固定電話にかかってきた相手の電話番号を表示させるためにはNTTに別途申し込みが必要なんです。

ナンバー・ディスプレイは有料です。

昨今、詐欺電話が増えているので本当は固定電話を使わないでほしいのですが、そういうわけにもいかないみたいなので、奥さん宅にナンバー・ディスプレイを導入することにしました。

ただし、上でも書きましたがナンバー・ディスプレイは月額有料なんです。

「有料」という言葉を聞くと「じゃあ要らない」と答えるのが高齢者の傾向。奥さんもその類です。たった数百円なのに。

しかしここで諦めるわけにはいきません。

電話をかけてきた相手の番号が表示されるということは、誰からかかってきたのかが分かるということ。

何を言っているんだ?進次郎構文か?思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。それが重要なんです。

これまでは電話がかかってきも、「チャクシンチュウ」という文字しか表示されていなかったわけです。

電話機に電話帳機能があっても、番号が表示されないから何も登録もされていないし、登録されていないから誰からかかってきているのかも表示されず分からない。海外からの着信でも非通知の着信でも全て「チャクシンチュウ」しか表示されないのです。

受話器を取って、やっと誰だか分かるのです。

これじゃ自分から詐欺に引っ掛かりにいっているようなものでしょう。高齢者にとっては。

幸い、奥さんは常時留守番電話にしてくれていて、留守番電話メッセージが終わったあとに自分の名前を名乗らない人は受話器を取らないという対策をしてもらっています。

それでも、詐欺に引っ掛かってしまいそうになるんです。多くの高齢者は。

奥さんが詐欺に引っ掛かりそうになった例
  • 電話機が使用できなくなるというメッセージが入っていた。ボタンを押すように言っていたけど、押した方が良いのか?
  • 警察を名乗る人から電話があった。かけ直した方が良いのか?
  • ガスや水道が利用できなくなるというメッセージが入っていた。どうすれば良いのか?
  • 自動音声が流れてアンケートボタンを押すように言われるんだけど、どう対応したら良いのか?

全部対応しなくて良いものですね。

普通なら「こんなのに騙される人なんているの!?」と思うことでも、実際にいるから詐欺電話を利用した犯罪は減ってないわけですし。

どうやら、身に覚えのないことでも、どうしたら良いのか分からなくなって不安になってしまい、何かしなければいけないという義務感が生まれるようです。

身に覚えがないことなら無視すれば良いことだし、どうしたら良いのか分からないなら調べれば良いし、用事があるならまたかけ直してくるだろうし、そもそもこちらから問い合わせたわけでもないのに一方的に電話してくるなんてアポなし営業訪問と一緒だろ。

———と僕は思ってしまうのですが、それは僕自身が電話大嫌い人間だからでしょうか。

とにかく、色々と考える前に「不安」という感情が先にきてしまうのでしょう。そして思考が停止してしまう。

そう考えると、奥さんもそうですけども高齢者は「この先が不安だ」と常々言っているように思います。

いやいや、年金暮らしの高齢者が感じる不安なんて、若者たちが抱える将来への不安と比べれば些細なものなのでは…?と思ってしまいますが、当人たちからしてみれば今この瞬間が世界の全てなので些細なものとして括れないのかなと。

こういうこともありまして、「電話をかけてきた相手の電話番号が分かると色々と便利ですよ。詐欺被害にも遭わなくなくなりますよ。」という話を奥さんにしまして、ナンバー・ディスプレイの導入提案を承諾してもらいました。

というか、70歳以上は無償化申請すれば月額も工事費も無料になるんですけどね。

「無料ならいいね!お願いしたい!」ってなりました。結局、無料か有料かが重要なんですかね…。

重要なのはそこじゃないんですけど、結果オーライです。

ナンバー・ディスプレイを申請する

申し込みに関しては、例のごとく僕がwebで申請。

申請してから約10日後にはナンバー・ディスプレイが使用できるようになっていました。

もちろん、事前に自宅電話の名義と引落し口座は旦那さんから奥さんへと変更済みで、名義変更完了通知書もきちんと届いております。

奥さん宅にて、固定電話に電話番号が表示されることを確認後、電話帳に数人を登録をしました。

登録したのは、連絡を取り合うだろう親族や家族(僕も含む)のみです。

「電話帳に登録した人から電話がかかってきたら、画面に名前が表示されるので、それを確認して受話器を取ってください。名前が表示されない場合は受話器を取らずに様子見してください」と伝えました。

一応、常時留守番電話モードにしているから大丈夫だと思いますが心配なので。

そうそう、ナンバー・ディスプレイを導入する際に、電話機も新しくしたのです。

使用していたコードレス電話の電池がすぐになくなって使い物にならないということだったので、僕の実家で使用してなかった電話機一式(実際の使用期間は数ヶ月で約3年前の型落ち)と交換しました。

これでコードレス電話の電池も長くもちますよ~と思っていたんですが、今現在コードレス電話は全く使ってくれていません。

これも高齢者あるあるですが、使っていたものの形が少し変わるだけで「別物」認識になり、「操作が分からない」「面倒くさい」と思考が停止しちゃうんです。

ボタン配置全く同じなのに…。
コードレス電話は受ける専用で使っていたんだから、ボタン1つ押すだけで前と何も変わらないっていうのに。

結局、電池がすぐになくなると文句言っていたコードレスは使わなくなり、固定電話だけ使用する毎日のようです。せっかく便利になっているのに勿体ないとは思いますがしかたなしです。

暖かく見守る

コードレス電話の件は残念でしたが、ナンバー・ディスプレイを導入したことによって大変便利になったと奥さんには好評でした。相手が誰なのか分かるのは良い、と。

これで詐欺電話には引っ掛からないようになるはず!と断言はしないでおきます。

こちらの予想の斜め上のことをするのはあるあるなので、定期的に確認をした方が良いかなと。

詐欺に引っ掛かろうが全部自己責任だし、知ったことか!というわけにもいかないのです。

さて、次回も手続き対応の続きになります。

年金事務所で遺族年金の申請と、区役所にNHKの全額免除申請をしに行きます。

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