電車から降りた僕は階段を上る。
その時、上からオッサンが慌てて階段を降りてきた。
電車のドアが閉まりそうだ。
こいつは駆け込み乗車ってやつだな。
どうやらそのオッサンは1人じゃなく、仲間も一緒のようだ。
飲み会の帰りだろうか?
先に電車の近くに着いた仲間にオッサンはこう言い放った。
「あー!とめといて!とめといて!」
止めておく!?電車を!?
バカな・・・!無謀!!
電車はタクシーじゃないんだぞ。
そんなことしたら・・・!
見てられない!!
僕「や、やめるんだッッ!!そんなことしたら・・・!」
僕は思わずオッサンに声を出していた。
オッサン「うっさいんじゃ、ボケ!すっこんでろ!」
僕「だ、駄目だ!オッサン!それは無茶だ!!」
オッサン「無茶・・・ふふ、坊主、よく聞けぃ!人生にはな、無茶と分かっててもやらなくちゃならん
ときがある。それが今なんじゃぃ!!電車はのう、女心と一緒で中々同じ場所に留めておくことができん。だからこそ止める価値がある!!」
僕「オッサン・・・!!」
オッサン「泣くんじゃねえ!!男なら・・・笑って見送れぃ!!」
僕「くっ・・・!」
オッサン「ワシのワガママでワシのもとを去った女房・・・。大事な人を自分のもとへ留めておけなかったワシだが・・・この電車は・・・!この電車だけはこの駅に留めてみせる!!さらばじゃ、坊主!!」
僕「オッサーーーーーーン!!!!!」
という物語はなく、オッサンが無事に電車に乗れたのかも分かりません。
まあ、酔っ払いはどうでもいいです。
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コメント一覧 (10件)
やばいやばい!めっちゃ好きやわーww
ところどころドラゴンボールのBGMを織り交ぜていくとなお良しですね!と思ったけどやっぱりこのオッサンのポジション、ナッパとしか思えませんでした(・∀・)サーセン!!
まかないさんへ
こんばんはッ☆コメントどうもありがとうございまぁす☆体調の都合でお返事が大変遅くなりましてホントにすみませんッ☆
これからもどんどん遊びに来て下さいッ☆
手を挙げないと止まらないですからね。
そのオッサンは、ちゃんと靴を脱いで乗車したでしょうか。
他人事ながら心配です。
こんにちは!
自分も万年酔っ払いですが、こんな馬鹿なことはしません。まあ、本当、どうでもいいですよね。
ではまた!
こんばんわ^^
なんだかオッサンとのやりとりが妙に想像豊かに膨らみました(笑)
そんなシーン、あったらリアルに見てみたいかも(笑)
こんにちは、まかないさん。
ふふふ♪ おやじさ~ん。
ていうか酔っ払いさんですね♪♪
仲間がいると、逆に気が強くなったりするんじゃないかな。
結局・・・とめられた・・・??
さりげなく応援しときますポチ☆☆
大爆笑(≧∀≦)アハハハハ
電車VSおっさん 勝利はどちらの手にw
これ短編のドラマ化しませんかね?
PS:まかないさんのブログをリンクに貼らせてもらっても
大丈夫ですかぃ?
ナイス!妄想族特攻隊長まかない様!(笑)
エコは そんな暑苦しいほどの火傷しそうな
情熱的な男性が大好物です(笑)
高校生の頃に朝、駆け込みダッシュしたけど
ドアが閉まり始めてしまい、しょんぼり諦め、止まったら
おっちゃんが「ホラっ!早くっ!」と
両扉をガシッと抑えて開けて
電車を強引に止めてくれた事がありました。
危うく恋に落ちそうでした…
この歳になると、世の男性は冷たいですが…(悲)
シクシク…(涙)
こんばんんは~。。
今回は、最初から物語だと思って読めました(笑)
でも、オッサンの情景が頭に浮かんできましたよ。
まかないさん、ウマイ!!
酔っ払いの行動力ったら、すごいですよね。