5年ぶりに運転免許証の更新に行ってきた。

5年ぶりの免許更新。今回も更新のお知らせとして事前に「はがき」が届きました。

今回は今までと違って、はがきの表面に赤文字で、

※令和7年8月4日から免許更新は予約制です。更新連絡所の内容を必ずご確認ください。

と書かれていました。

なるほど、確かに予約制なのは良いっすね。少しは混雑緩和になるだろうし。

ということで、さっそく予約を開始。予約方法は下記2点。

免許更新窓口の予約
  • オンライン予約(24時間可能)
  • 予約専用ダイヤル(平日の9:00~17:00)

もちろんここは、オンライン予約一択で。24時間いつでも可能っていうのが良いですね。

はがき内にあるQRコードを読み取るか、専用HPから予約サイトに飛べます。

手順も簡単で、入力するための予約番号等は手元のはがきに書かれているので、特に迷うことはないと思います。

こちらで決めることは下記のみ。

日にち、時間、希望する更新後の免許の持ち方、講習方法

希望する更新後の免許の持ち方…だと!?

以前はなかった項目ですね。

どうやら、「運転免許証のみ」を持つ、「マイナ免許証」のみを持つ、「両方の免許証」を持つかを選択してね!ってことみたいです。

今後のことを考えるとマイナ免許証にしちゃった方が楽かもしれないと思いつつ、ここで一体化した場合にデメリットがありそうな予感がしたし、先日の区役所でのこともあって現時点では一体化に信用がおけないので、「両方の免許証」を持つことに決めました。

ちなみに、どの免許証を持つかによって更新手数料が変わります。マイナ免許証だと800円くらい安い。

でも、安さで決めてはいけません。きちんと今後を考えて決めた方が良いと思います。

オンライン講習

更新時の講習も以前と変わっていたことがあって、オンライン講習があるみたいです。

え、それって最高じゃない!?

そうなんです、最高なんです。でも最高なんだけど大変なんです。

オンライン講習について
  • マイナ免許証を保有している人。
  • 優良運転者、一般運転者。
  • マイナンバーカードの署名用電子証明書用暗証番号を警察側に提出(警察側の専用機器に入力)済みで、マイナポータルでの連携手続が済んでいる人。
  • 更新手数料は300円安い。

色々と条件があるみたいで、誰でも受講できるというわけではないようです。

僕はマイナ免許証を持っていないので、対象外でした。

結局、オンラインで講習を受けても更新した免許証の受け取りには、最寄りの免許センターや警察署に行かないといけないですし、受け取るための申請書手続きはしなきゃだし、ちょっとした時間の短縮くらいかなって感じです。

それでも、受講時間を短縮できるなら最高といえば最高。いつかはオンラインで受講してみたいですね。

免許証の受け取りについて失念しがちなこと

さて、これで予約は万全かといえばそうではないです。

免許の更新に行ったとしても、即日に免許証が受け取れないこともあるのです。

運転免許センターは、即日交付・即日記録。
警察署は、即日交付&後日交付・即日記録&後日記録。

そうなんです、更新に行く警察署によっては即日交付されないこともあるみたいです。

即日交付してくれる警察署は、はがき内に書いてあるのでそれを参照にしてください。ネットで調べても出てくると思います。

近くに警察署があるからそこに行って更新手続きすれば良いか!っていう考えだと、後日交付だった…なんてこともあるかもしれません。事前に下調べは大事です。

予約が完了すると、予約状況確認ページが閲覧できるようになります。そこにあるQRコードは更新当日に使用することになります。

目次

免許更新当日、警察署へ

免許更新の当日になったので行ってきました。警察署。

持参したもの
  • 保有している運転免許証
  • 更新連絡書(はがきのこと)
  • 筆記用具(必要なものに記載あったけど、結局使用せず)

※写真は、即日交付警察署と運転免許センターなら必要なし。当日その場で撮影します。
※更新手数料は、キャッシュレス決済にしました。

午後一からの予約枠だったのですが、思っていたのと違うのはいつものこと。

ということで当日の様子を書いていきたいと思います。

更新受付窓口にいく

警察署の入口には免許更新の案内板がでかでかと置いてあるので、受付窓口への道は特に迷うことはないと思います。一応案内係の人もいますし。

でも当日にいた案内係の人はけっこうなポンコツ具合を発揮してましたね。

何も把握してないんじゃないかと思うくらいに質問に対して答えられていませんでした。タイミーだったんかな?

受付窓口の種類
  • 免許更新の受付窓口
  • 写真撮影&検査の窓口
  • 申請書を作成する端末機
  • 申請書を提出する窓口

まず最初に、「免許更新の受付」窓口に行って、更新連絡書(はがき)予約確認が分かるもの(自分の予約確認QRコード付きページ)を受付の人に見せます。

ここから更新がスタートします———が、スタートがなかなかスムーズにいかずでした。

というのも、当日けっこう混雑していて、受付に行くと番号札を渡されてアナウンスがあるまでしばらく待機と言われます。

書かれている番号順に手続きというわけではなく、あくまで待機している人が何人いるかを把握するための番号でした。

僕が予約した時間は、13:00~13:30。

この時間内に受付を完了してくださいと書かれていたけど、この混雑具合で時間内に受付完了できるのか?という一抹の不安もありつつ待機。

10分後くらいには、番号札を持っている人全員に受付窓口にくるようにとアナウンスがありました。

で、そこから並ぶわけです。上でも書きましたが番号札の番号は特に関係ありません。

ここで問題が発生。

更新受付窓口での問題
  • 事前予約をしていない人がたくさんいた。
  • 外国人が割り込みしてくる。

更新連絡書(はがき)に予約制って書いてあったので、てっきり当日来ている人たちは予約をしているのだと思っていたのですが、違ったようです。

窓口担当者に「予約していますか?」と聞かれると「してないです。」と答える人が多いこと多いこと。見た感じ50代より上の世代が多かった気がします。

予約していないとどうなるか。

窓口担当者

予約の方が優先なので、かなりお時間がかかります。

そりゃそうですよね。

中には、「明日から出張だから今日中に更新したい」とごねているオッサンもいました。

きちんと確認もしないで、予約もしてないお前の都合なんて知るかよ!って言ってもらいたいところですが、窓口担当者は軽くいなします。

窓口担当者

普段なら予約をしていない方も、かなりお時間をいただければ更新ができるのですが、本日は予約が一杯のためここでは更新ができません。
他の警察署(他の市)なら空きがあると思うので、確認してそちらで予約をしてもらえれば今日中に更新できると思います。
こちらもリアルタイムで空きを把握しているわけではありませんので、ご自身で確認をお願いします。

ここではどうにも更新できないことに諦めたのか、オッサンは去っていきました。

更新連絡書(はがき)なんてけっこう早めにくるし、更新するまで2ヶ月くらいあるのだからギリギリに更新にくる意味が分かりませんけどね。しかも予約もしないで。

完全にオッサンの自業自得なんですよね。この後もごねないで良かったです。

この対応をするのが受付窓口1つというのがまた厳しい状況です。せめて予約した人、予約していない人で窓口を分けてもらえないと、どんどん受付時間が遅くなってしまう。

まあ、予約しないで来る人が多いっていうのが予想外だったのもあるでしょうし、わざわざ2つに窓口を分けるコストもないっていうのが本当のところだと思います。

あと、外国人(特に中国系)も増えてきているのでそちらの問題もあるなと思いました。

例えば今回だと、割り込みをしてくる外国人がいました。

僕の前ではなかったのですが、並んでいる列の最初の方にいた人が、その外国人に対して「こっちに並んでるんだよ!」って注意しても、「番号に2番って書かれてる!2番って書いてある!」と片言で言って結局押し通してそのまま窓口へ。

案内係もいないし、窓口担当者も何も注意しないし、ちょっと殺伐としてましたね。さすがに警察署内で犯罪は起こらないとは思いますけど、こういうところを何とかしてほしいです。

割り込みしてきた外国人もそうですけど、あの方々ってなんで自分の思ったことが完全に正しいって思って譲らないんですかね。しかも瞳孔をカッ!と開いた感じで鬼気迫るような言い方をして押し通してくるんですよね…。

例え自分に非があって間違っていても、それが嘘でも感情で意見を押し通す感じ。どうにも僕には受け入れられないんです。

とまあ、こんなことが多々あって並ぶ列に人は増えて、受付の時間は経過していくわけです。

やっと僕の番がきて、予約していることを伝えて、更新連絡書(はがき)を出して、予約確認ページを見せたらすぐでした。1分くらい。

たくさんの商品を買い物カゴに入れ、財布から現金を出すのに手間取って会計が遅くなる高齢者。片や商品が少なくてキャッシュレスですぐに会計が終わる自分。何だかスーパーのレジを思い出してしまいました。

申請書を作成する

最初の受付が終わると、次は設置してある端末機で申請書を作成することになります。

端末機での申請書作成
  • 保有の免許証を挿入する。
  • 予約確認ページにあるQRコードを読み込む。
  • 暗証番号(4桁)を決めて打ち込む。
  • 電話番号を打ち込む。(自宅電話番号必須と書かれている)携帯番号は任意。

端末機を使用するのでサクサク進めます。

暗証番号だけはあらかじめ決めておいても良いかもしれません。以前の更新時にも暗証番号を決めて打ち込んだ記憶がありますが、結局一度も使ったことがないような。

電話番号は自宅電話番号と携帯番号(任意)を入力するみたいですけど、自宅に固定電話機がないので携帯の番号を入力。

そしてここで、予約したときに表示される「予約確認ページのQRコード」が必要になるのです。

読み取り機にQRコードをかざすだけです。あらかじめ確認ページを開いておくか、スクショでも撮っておけば問題ないかと思います。

全ての項目の入力が終わると、申請書が印刷されて出てくるので取るのを忘れないように。暗証番号の用紙も別途印刷されるのでそちらも忘れずに。

僕が端末機を使用するときはちょうど空いてたのですが、こういう端末機の操作に戸惑う人もいると思うので、場合によっては長蛇の待機列になりそうです。

この警察署には2台しか端末機がなかったけど、運転免許センターとかはかなりの台数が設置されていて案内係も常備してそうな気はします。というか、そうなってて欲しい。

申請書を確認して提出する

さて、申請書の次は申請書の確認・修正と、質問事項にチェックをするという作業をします。

きちんと記載台は設置されていて、筆記用具もそこに置いてあったので、筆記用具を持っていたのですが自分のは使わなかったです。

申請書の表面に書かれている本籍やら住所やら名前やら、以前の免許証と現在の自分の情報を照合して修整箇所がなければ特に何も書かなくて良いみたいです。

申請書の裏面には質問事項がいくつかあって、最後に署名欄があります。

質問事項は、ここ数年で意識を失うような病気をしたかとか、医者に運転を止めれているか等の質問でした。要は運転をする上で危険な状況ではないかを問われるみたいです。

全部問題なかったのでチェックして、署名を書いて提出窓口へ行きます。

申請書の提出窓口では、他にもいくつか確認質問されて窓口担当者が色々記入していきます。

窓口担当者

免許証は、マイナ免許証と普通の免許証の両方を希望とありますが、マイナ免許証の作成は2時間くらいかかります。しかもその間、警察署から出ることはできません。

「えっ!?」

なんということでしょう。ここにきてまた問題発生です。

さすがに警察署内で2時間軟禁は予想してなかったので、今回は「マイナ免許証」を諦めて普通の免許証のみにしました。

というか、ここで変更できるんかい。ネット予約の時に決める必要なかったんですね。

しかしマイナ免許証を諦めたことで、次回のオンライン講習は出来なくなったのが確定したわけです。

窓口担当者

手数料のお支払い方法はどうしますか?

「キャッシュレス決済でお願いします。」

ここで支払い方法を決めるみたいです。

窓口近くで「マイナ免許証にはデメリットもあります。ご確認の上~」とずっと録音アナウンスが流れていたのが印象的でした。やっぱり一体化は時期尚早なのでは?

視力検査と写真撮影

申請書を提出した後は、いよいよ視力検査と写真撮影です。(検査窓口に並び直します)

視力検査は4問くらい。最近目が悪くなってきたなと思っていましたが、余裕でした。健康診断の視力検査のときみたいに、すごく小さいものは出てきません。

僕の前に検査していた人が、視力検査以外に「ボタンを押す」検査もしていたのですが、何の検査をしているのか分かりませんでした。

僕はその検査をしなかったので、おそらく70歳以上限定の検査だと思います。

何かを見て、ボタンを押す。そんな検査。

そのボタンを押す検査をしていた方は、検査担当者に「早いですね」「あと3回あります」「うーん、早いですね」「あと2回あります」って言われていたんですが、何が早いのかは謎です。

担当者の声の調子から、「早い」というのは良くない結果のようなんですけど。というか、そんな人でも流れ作業で免許更新できちゃうのかと思いました。

そう、結局全部流れ作業なんですよね。受付も検査も。混んでいるけど限られた時間しかないから流れ流されていく。

昨今、外国人の外免問題がありましたが、あれもきっとこういう流れ作業の一環で免許証が交付されているから問題把握も何もできていない状態なんだと思います。

そしていよいよ、写真撮影の時間がやってまいりました。

———の前に、先に更新手数料の支払いがあります。僕はキャッシュレス決済にしたので端末にかざして決済完了。

そのまま椅子に座って撮影が始まります。

一応撮影者が、背筋を伸ばしてとか、もう少し深く座ってとか指示はしてくれます。

最後にカメラの黄色い部分を見てくださいと一言あって、そのままパシャリと撮影完了。

出来上がった写真は、顎が上がって上から目線な運転免許写真になっていました。

てか、撮影に関して色々指示してくれるなら「顎をもう少し引いてくださーい」とか言ってほしかったです。

いや、もしかしたらこれはわざとなのかもしれない。

撮影した写真は失くさない限り数年間は変えることはないだろう。その数年間に運転免許証の提示があった場合は、毎回その写真を見て、僕は嫌な思いをするわけだ。

朝から晩まで免許証写真ばかり撮影している者のやりがいなのか、憂さ晴らしなのか、記憶の爪痕を残すためなのか。

撮影者

忘れられない、記憶に残る写真を撮ってあげましょうかね。

とにかく運転免許証という唯一無二の証明書にそれは刻まれたわけです。

そしてこの免許証を見る度に嫌でも思い出す。免許更新日の写真撮影のことを。

「ならば覚えていろ、私は確かに生きていたんだ。」

そんな某ネトゲでのかっこいい言葉が聞こえてきそうで聞こえません。

講習を受けて免許証の受け取りへ

写真撮影が終わると、その足で講習室へ。

どうやら既に始まっているらしく、扉が閉まる直前でした。

講習室は40人くらいが座れる広さで、前の方にテレビが1台。ちょうど講習映像が流れていたんですが、部屋の割にはテレビが小さい…。24~27型くらいかな。もう少し大きいテレビでも良いような。

そして講習映像を見終わって、入口で渡された交通教本についていくつか説明を受けて講習終了です。

僕は優良運転者なので講習時間は合計30分です。嬉しい。

前回の免許更新から5年ほど経過したわけですが、交通教本を読むと色々と改正・追加されたことがあるみたいです。

講習で説明されたこと
  • 新たな交通主体の交通方法等に関する規定の整備。
    ┗特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)の交通方法等
  • 妨害運転(あおり運転)に対する罰則の創設等
  • 普通自転車の定義等に関する規定の見直し等

他にもここ数年で改正されたり創設された交通法令がありましたが、自宅にて交通教本(100ページくらい)に一度目を通してください、とのことでした。(けっこうあった)

電動キックボードは、16歳未満は禁止だけど運転するのに免許証が必要ないことから、「交通ルールを把握していない人が運転をしているので、免許証を持っている運転者は電動キックボード運転者に注意しながら運転をしてください。」と何だかツッコミたくなるような話をされました。

電動キックボードなんて、普及する前から問題視されてましたもんね。これも利権問題なのですかね。生活環境においてまったくプラスにならない物だと思っています。

いざ、免許証(新)の受け取りへ

講習室を出ると、次の講習を待っている方々がたくさん待機していました。

僕は講習室を出た足でそのまま免許証(新)を受け取りに行きます。受け取る場所は、最初に受付をした窓口でした。

講習完了の証明書(青い用紙)と自分の名前を引き換えに免許証(新)を受け取り、すぐさま写真を確認。

そしてそこで落胆。理由は上でも書きましたが、写真写りです。しっかりと心に刻まれました。

けれど免許更新というイベントはこれにて完了。

免許センターでの更新時に比べれば、警察署での更新はストレス発生値は低めだと感じます。(今は免許センターもすごく快適になっているかのしれませんけど)

何だかんだで1時間ちょっとで免許更新は終わりました。

比較的軽やかな足取りで警察署をあとにして帰路についたとさ。

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