「ニートなのに毎日ブログが更新できないってどういうこと?」
唐突に言われたその一言に僕は口ごもるだけだった。
「ねえ、どういうこと?ニートなんでしょ?」
「そ、そうだよ・・・。ニートだよ・・・」
「じゃあ毎日更新しなよ。ブログくらいさ。できるでしょ?仕事してないんだから」
痛いところを突くなぁ~・・・。
と思いつつも「YES」と言えない僕。
「なんですぐ『わかった。更新するよ』って言えないのさ?Yesと言えない日本人ってやつ?それが日本人の性(サガ)か?」
お前も日本人だろが!!
と言いたかったが、抑える。
「・・・できるだけ更新するようにするよ」
「え?できるだけ?できるでしょ?ニートだし」
「ニートだってやることあるんだよ!職探しとか職探しとか職探しとか・・・」
「そんな毎日新しい職なんて募集こないよ?っていうかさ、飲み会の誘いきたでしょ?今週あたりにやろう!みたいな」
話が変わった。
今度は飲み会の話か!?
僕のところに飲み会の誘いが来ているということは、こいつのところにも来ているのは当たり前か・・・。
「まあ、きたけど・・・」
「まさか行くつもりなの?ニートなのに?その金はどこから出るの?」
「いや、まあ一応予定が空いている日だけは連絡しておいたけど・・・」
「予定が空いてる日?意味が分からない。ニートなんだから毎日空っぽじゃん。予定なんてないよね?」
「いや、あるよ!俺にだって予定はあるよ。確かにニートになってから家に引きこもることが多くなってきたけど・・・」
「へえ・・・。まあいいや。とにかくニートなんだから自分の立場をわきまえて行動しないとね。飲み会なんて行っている場合じゃないでしょ?」
「う、まあ・・・そうかもしれない。職も決まってないし、貯蓄もあと僅かもないのに飲み会に行って出費するものどうかなって思う・・・」
「でしょ?それに、ニートなのにお酒なんて飲んでたら本当にダメ人間だよ」
「ってことは禁酒?まあ、それもいいかもしれない・・・」
確かに酒を飲んで浮かれた気分になっている場合じゃない。
それに、酒を飲んで良い気分になれるような心境ではないのも事実だ。
「おつかれさま~!」なんていう乾杯をしても、僕は特に別に疲れてない。
「ニートなのにお疲れさまとか言うなよ~!疲れてないじゃん!ハハハ!」
なんてギャグを言われるもの最初のうちだけだろう。
「で、これからどうするの?」
と言われても答えにつまるのがニート。
そりゃあ、どうにかしたいさ。
というか、むしろこのまま綺麗に溶けてこの大地と同化して消えたいくらいですよ。
エクスデス(FF5)が口癖のように言っている「無」になれれば楽だよね。
――――。
「えらく色々と考えているみたいだけど・・・答えは出たの?」
「えっ!?」
そうだった、目の前にはこいつがいたんだった。
そっちのけで一人で思考していた。
「で、ブログと飲み会の件はどうするのさ?」
「・・・どうしようかな。う~ん・・・う~ん・・・う~・・・ん
という僕の一人脳内雑談のご紹介でした。
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コメント一覧 (3件)
「そんな…ニートニートってひどい!」
と思いながら読んでたら、脳内雑談だったんですね。笑
あ!すいません、自己紹介遅れました、ひよりと申します><
ランキングからやってまいりました◎面白くて、ついコメントしちゃいました(●´ω`●);
またよければ遊びにこさせていただきますね☆
突然失礼しました!
Hiyori Sakuraさん>
ありがとうございます!
励みになります!
常に脳内で会談中です。
脳内雑談かいっ!!
思わずつっこんでしまいました。
思わずコメントしてしまいました。
また寄らせてもらいます★