親族の介護を手伝った話(23)~手続きてんこ盛り

前回までのあらすじ

親族の介護を手伝うことになって早数ヶ月。
介護対象者は70代老夫婦の旦那さん。寝たきりで要介護2から要介護5へ。

特養への入所も完了したけど、病院に連れて行ったりとなかなか忙しい日々。
そして年末が近づいた頃、旦那さんの訃報連絡があり、施設で看取る。

葬儀も無事終わり、次は様々な手続き関連を処理していくことになる。

手続き多すぎワロタw

特養施設にあった旦那さんの荷物の引き取り&処分が終わって、次は葬儀代の支払い、区役所での手続きへと進みます。

今回はまず葬儀代の支払いからしようと思います。

目次

葬儀代を支払う

旦那さんの葬儀は昨年末に終わっており、年明けには葬儀社さんから請求書が届いていました。

奥さんから現金を渡され、代わりに支払いをお願いされていたのですが、葬儀代の支払い方法は振込み・カード支払いから選べるようでした。

ただし、カード支払いの場合は直接店舗に行かなくてはいけないとのこと。(電話をして確認済み)

直接店舗に行くだなんて面倒だ、振込み払いにしよう。

普通はそう考えるかもしれません。しかし、今の僕には選択権がありました。

奥さんから言われていることは、「代わりに支払いをお願いします」ということだけ。つまり支払いが完了するなら支払い方法はこちらで決めて良いということ。

だから僕は「直接店舗に行ってカード支払いをする」という選択肢をドローしました。

なぜなら、カード払いならポイント還元されるからです。

葬儀社店舗への交通費や手間賃を差し引いても、充分にポイント還元で元が取れます。せこいとか気にしている場合ではないのです。自分の時間を使って代わりに対応する分の対価はあったほうが嬉しいですからね。

色々対応するので対価をくださいなんて図々しいことは言えないので、こういうところで対価を探して得るしかないのです。

ということで、指定された日時に直接葬儀社へと赴き、請求書通りに葬儀代を支払って完了しました。店舗に着いてから10分ほどで終わりました。

区役所にて手続き開始

次は区役所にて手続きをします。

さすがにこれは僕だけで対応ができないので、奥さんにも同行してもらいました。

区役所での手続きは、基本的には配偶者と直系家族でないとできません。一応、委任状があれば代理人として第3者が対応できるのですが、第3者が対応できる範囲が決められています。

そのため、奥さんに同行をお願いしたのは、委任状で対応できない範囲の手続きをしてもらうためです。

でも奥さん本人もこういう手続き関係は苦手で、よく分からないということなので、僕が一緒に説明を聞きながら進めていく形にしました。

実際に手続きに同行してみましたが、確かに高齢者にはなかなか難しいことが多いなと思いました。こういう場合は家族が一緒に付いていって、一緒に手続きをするのが無難でしょう。

辛口なことを言えば、きちんと説明を聞くことができて、書類に目を通せて、不明な所を質問しながら理解ができるのなら高齢者1人でも手続きはできると思います。

高齢者にはなかなか難しいとは言ったものの、身体の不自由以外で、何事もすぐ面倒くさがって物事を理解しようという気がない人には難しいということです。

本来なら長男さんが同行すべきところですが、長男さんは県外にいるので来れないということですし、代わりに僕が同行するしかありません。

結果的には、大変でしたが初めての対応が多かったので僕としては大変勉強になって有意義でした。

区役所で手続きしたこと等備考
住民票の抹消届死亡届を葬儀屋さんに代理で提出してもらっていたのでこちらでの手続きは必要なし。
世帯主の変更届死亡届が提出されていれば、数日後に自動的に世帯主は変更されているとのこと。(窓口で対象者がいつ死亡したかを聞かれます)
印鑑登録証明書の抹消旦那さんの実印廃止の手続きです。
国民健康保険証について資格喪失手続きと保険証の返却をします。
後日、少しだけ還付金がもらえます。
介護保険の停止廃止手続き後に一部還付金あり。
葬祭費の請求亡くなった人が国民健康保険加入者の場合、葬祭費(約5万円)が支給されます。葬儀から2年以内。
NHK受信料の免除申請意外なことに区役所で手続きをするのです。
マイナンバーカードについて死亡届が提出されていれば自動的に失効するので手続きは無し。カードの返却もしなくて良い。ただし、手続き関連が終わるまでは使用することがあるため、廃棄はまだしない。

一番驚いたのは、NHK受信料の免除申請でした。「えっ!?NHKの料金手続きを区役所でするの!?」と思いました。

担当窓口に行くと、奥さんは全額免除の対象者ということでした。さっそく記入用紙に書いていきます。

しかし、ここで問題が発生。

・NHK受信料の名義人が、亡くなった旦那さんになっている。
・NHKの口座振替先が、亡くなった旦那さんになっている。

この2つを変更してからでないと、免除申請ができないということでした。

そのため、名義変更をしてから後日また区役所に行って免除申請をすることになりました。

ということで、この日は途中まで書いていた記入用紙も没収されてしまいました。

年金事務所にて手続き開始

区役所で年金の手続きについて尋ねると、

区役所員

年金に関する手続きは区役所では行っていません。近くにある年金事務所にて手続きをしてください。

ということで、区役所を出て年金事務所へ。僕は初めてでしたが、奥さんは何度かきたことがあるようでした。

年金事務所で手続きしたこと備考
旦那さんの年金の停止旦那さんには公務員だった時期もあって、計2箇所から年金をもらっていたのでそれらの停止。
遺族年金の手続き申請しないともらえません。5年以内に手続き。奥さんは対象者とのこと。

旦那さんの年金停止は当日にできましたが、遺族年金の申請は次回になりました。

必要書類を集めないといけないので、それを集めて、用紙に記入して次回の手続き日を予約することになりました。

とういうことで予約をしたのですが、一番早くて翌月ということなのでその日の午前中に予約をしました。1ヶ月の猶予があるので、記入するのも書類を集めるのも充分に猶予があります。

遺族年金の手続きに必要な書類ですが、区役所で取得するものだったので、ここでまた区役所へと戻って書類申請をします。

区役所へと戻る

遺族年金の申請に必要な書類ですが、住民票と戸籍謄本になります。

年金事務所員

区役所で住民票と戸籍謄本を申請するときに、年金用と仰っていただければ無料で申請できます。

ということなので、窓口で「年金用です」と伝えました。

すると出てきた書類には、「年金用」と大きく印字がしてあって、無料で受け取ることができました。(通常は数百円かかる)


ということで、本日の手続きはここまで。だいたい12時から15時半頃までかかりました。

奥さんの身体への負担にもなるので、あまり長時間になるのも厳しいと思い、早めに切り上げて帰宅しました。

区役所にも当分くることがないよう、できる手続きはしたつもりです。年金事務所は翌月ですので、まだまだ時間があります。奥さんと相談して、NHK料金の免除申請もそのときで良いとなりました。

この後は、自宅でできる手続き関連になります。今はネットが普及してるから便利になりました。その話についてはまた次回!

数ヶ月後に…

しかし、結局数ヶ月後にまた区役所に行くことになってしまいました。

主に相続登記関係の書類になるのですが、その話はそのうち書きます。

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