7月になったわけです。
2008年が半分終わったわけなのです。
そんな7月の1日目。
「私は会社が気分転換になる」
そう言いながらエレベーターから同僚と一緒に出てきた女性。
「それはすごいことだよ」
と、隣にいた男の同僚が言った。
確かにすごいことだ。
仕事場が気分転換の場所?
家は?プライベートは気分転換にならないのか。
ひょっとして彼女は助けを求めていたんじゃないのか?
「家もプライベートも最悪、気分転換ができる場所は仕事場しかないの・・・。」
そう言いたかったんじゃないのか?
と、考えながらも昼になり、僕はラーメン屋へ。
並んで待っていると後ろの男性が電話をしていた。
「すいません、僕の代わりの者に取りに行かせてもいいですかね?・・・はい、そうなんですよ。まだ高速の途中でして・・・」
ここはラーメン屋の前だ。
国道沿いの。
しかし彼は高速道路だという。
彼の目に映る世界は全てが高速のスピードで動いているということなのか?
だからついていけない、ということなのか。
ひょっとして彼も助けを求めていたんじゃないのだろうか?
「もう周りの目まぐるしく変わる環境についていけない。僕なんかじゃ取り残されていくだけなんだ・・・」
そう言いたかったんじゃないのか?
と、考えながらもラーメンを食べ終わって帰る途中。
今度は中学生3人組に出会った。
「お前にはこの先も関係ないことだから聞いても意味ねえよ」
そんな風に友人に言っていた。
友人をバカにしたかのような上目線の言動。
ひどい奴だな・・・。
けれど、ひょっとして彼も助けを求めていたんじゃないのだろうか?
「お前には俺みたいに染まらないで欲しいんだ。今のままでいてくれ。どれだけ社会が汚い世界であろうとも、お前はお前のままでいてくれ。そうしてくれれば俺は俺を感じることができる。世界に絶望しなくてすむんだ」
そう言いたかったんじゃないだろうか?
中学生のくせに、こいつぅ~!
そうやって言葉の奥に潜むものを考えると、混沌としたこの社会も少しは変わって見える気がする。
でも、気がするだけだ。
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コメント一覧 (2件)
世の中は、助けを求めている人で溢れているんですね。
私も、ステキな殿方に守って欲しい・・・(切実)
私も助け、求めてます。
私はストレートに言ってるつもりなんですけどね~(笑)