【胃内視鏡検査】5年ぶりに胃カメラ検査に行ってきた。

12月に入った頃から、座っていても歩いていても息がしづらい感じや息苦しさを感じることが多くなった。(毎日ではない)

運動不足?心臓関連?貧血?自律神経?気圧の変化?

様々な症状が浮かぶものの、決定打はない。

よくよく考えると、食後にその症状が出ることが多い気がしていた。

ということで、そろそろ健康診断日も近づいているし、心配だし久々に胃カメラ検査をしてみるかと決心。

ここ2年は胃バリウム検査をしていませんでした。

ちなみに、前回の胃カメラ検査(肝臓エコー検査も含む)は5年前

前回(5年前)の胃カメラ検査時に言われたこと
  • 少し逆流性食道炎がある。
  • ポリープはあるけど問題なし。
  • 定期的に検査してください。
  • 肝臓は問題なし。

前回、胃カメラ検査をした病院は自宅からけっこう遠い場所で、全く痛みゼロだったので今回も同じ場所にしようかと思ったんだけど、なるべくすぐ検査したかったということもあり、すぐに検査が受けられる病院を探すことにした。
※前回の病院は診察受けて予約という形だったので、1~2ヶ月先になってしまう。

うまいぐあいに、近場に良さげな病院があって、webで予約ができるみたいなのでさっそくアクセス。

嬉しいことに、数日後に空きの時間帯が1つ!

すぐにクリックして予約を取る。

予約を取るまでにいくつか記入事項があるんだけど、記入している間に別の人に予約を取られていたら終わりだ、という不安にかられながらweb記入を進める。

そして、なんとか無事に予約完了。

そのまま、web問診があるようなのでそちらにも続けて記入。先にweb問診に回答することによって、受診当日の流れがスムーズになるというわけです。こういうシステム好きです。

予約もweb問診も完了すると、受付完了メールが送られてきます。(返信はできません)

「胃カメラ検査前日・当日のご案内」というメールも送られてきて、検査前日と当日の注意点が書かれているので一読するとより分かりやすいです。(食事制限、服薬、来院時の注意など)

気になる点としては、「検査前日 までに事前診察を受けていない場合は検査当日に事前診察も行いますので、胃カメラご予約の30分前までにお越しください。」という一文が添えられていた点。

つまり、予約もしたしweb問診もしたけど胃カメラ検査前には事前診察をしておいてねってことです。
で、もし前日までに無理なら当日に診察するから早めにきてねってことだと理解。

なるほど。

ということで検査当日は45分早めに行くことにしました。

目次

胃カメラ検査へ

胃カメラ検査当日。生憎の雨模様。気温もけっこう低くて息も白い。

まあ、だいたいこういう日は雨なんだよねってのはいつものパターン。

病院に到着すると、けっこうな満席。受付で胃カメラを予約していることを伝える。

受付窓口

診察券とマイナ保険証はありますか?

初めての病院なので診察券はないのです。マイナ保険証だけ機械に通して受付をする。

受付窓口

仮の診察券を作りますので、こちらの紙にフルネームと生年月日を記入してください。

言われた通りにささっと書いて渡す。

受付窓口

初診問診があるので、紙とスマホどちらが良いですか?

もちろんスマホでしょう。

受付窓口

ではこちらのQRコードにアクセスして初診問診に進んでください。
終わりましたら、一度お声かけください。

ということで、ここから座ってひたすらに問診回答をする。

途中で自分が答えたい選択肢がないものがあったりと、戸惑いつつも最後まで入力。

最後に紙の問診用紙とスマホの問診はどちらが良いですか?とあったので、もちろんスマホだろ、と回答。

入力が全て完了したので受付窓口に声をかける。

受付窓口

終わりました?ありがとうございます。

あとは名前を呼ばれるのをひたすら待つだけ。元々早く来ていたので、ボーっと待つのは想定内である。

しばらくすると、名前を呼ばれたので診察室へ。

看護師さん

検査前の診察になります。

おお、これがメールにも書かれていた診察か。

そこからは、色々な問診と胃カメラ検査時の注意事項と確認などが行われる。ピロリ菌は過去に調べたことがあるかと聞かれたけど、全く覚えていないので「覚えていないんです。もし可能なら今日の検査でやってほしいです」と伝えた。

「検査結果はいつごろ分かるんですか?」

看護師さん

検査結果は翌日以降なら出ているので、通常通り診察で来てもらえればすぐお答えできますよ。ただし、今日の検査で組織検査をする場合は、結果が出るまで10日以上かかります。

なるほど。今日検査してその場では検査結果教えてもらえないのか。できれば知りたいけども。

「組織検査をするのはどんな場合ですか?」

看護師さん

検査で胃の中を見た時に荒れていたりとか気になるものがあった場合は組織を取り出す感じです。

なるほど。

看護師さん

じゃあ血圧を測りますので、左腕をお願いします。

自分の横に血圧計が用意してあったのでさっそく測る。下は87・・・。ギリギリか。

看護師さん

大丈夫そうですね。
では、今から先生がきますのでこちらでお待ちください。

一通り問診と説明が終わったあと、先生の到着を待つ。診察室内で。

先生

お待たせしました。

しばらく待っていると先生がきた。

先生

問診結果をちょっと確認しますね。

そう言うと、再度色々と聞かれる。

先生

前回の胃カメラは5年前みたいだけど、そのときに言われたこと覚えてます?

web問診に書いたのだけど、もう一度説明する。

ポリープがあったり、逆流性食道炎があると言われたと。

先生

なるほど。今回ももしかしたら逆流性食道炎かもしれないねー。
調べてみて今後どうするか決めていきましょうか。

ふむふむ。

先生

処方箋はどうします?
症状が酷かったらもちろんそれ相応のお薬を出しますが、軽めの場合でも必要ですか?

う、うーん。どうしよう。

症状がすごくつらいわけじゃないし、なくても良いけど、あればあったで安心できるような気もするし。一応もらっておこうかな。

先生

そうですね。お正月もありますしね。処方箋は出すようにします。
では、またお呼びしますので一度外でお待ちください。採血などもありますので。

ということでいったん外の待合室で待機。

しばらくすると、別の看護師さんから名前を呼ばれた。

看護師さん

お手洗いは大丈夫ですか?

今朝は水をコップ1.5杯しか飲んでいないので気配が全くなかった。

「大丈夫です」

看護師さん

ではこちらのロッカーをお使いください。靴は脱いでスリッパに履き替えてください。上着も脱いで、貴重品などもこの中へお願いします。スマホは持ってて大丈夫ですよ。
鍵は右手首にしておいてください。

胃カメラ検査の良いところは、検査着に着替える必要がないことだ。

背中に貼ってあった大量のエレキバンも、きちんと自宅で剥がしてあるので準備万端である。

看護師さん

またお呼びしますので、待合室でお待ちください。

胃カメラ検査の準備が着々と進んでいるのを感じる。

今まで胃カメラ検査は2回していて、今日が3回目になる。

しかし、毎回緊張するのである。痛いかもしれない、苦しいかもしれないと。

ちなみに、前々回は何度か「おえっおえっ」ってしてたけど痛くはなかった。前回は痛みも苦しさもゼロだった。

さて、今回は。

看護師さん

まかないさん、こちらへどうぞ。

呼ばれた。始まるのかッ!胃カメラ検査。

看護師さん

まず、血液検査をするので採血しますね。

アルコールで肌がかぶれたりはしないので良いが、注射するときに必ず質問される

看護師さん

注射するときに、くらくらしたり、具合が悪くなったり、気を失ったことはありますか?

という質問に対して、いつも考えてしまいます。

自分は注射が苦手なので、注射針をさしたときに多少具合が悪くなる感覚がある。

でもそれは毎回ではないし、自分の気のせいなのかもしれない。

それにこの答えに対して「多少具合が悪くなったことがあります」と答えたら注射できなくなるということなのだろうか?そしたら検査できないじゃん、困る。

などと頭の中でごちゃごちゃ考えてしまうが、結局答えるのは「大丈夫です」なのである。

看護師さん

胃カメラ検査のときに鎮静剤をここから入れるので、針の周りを固定しますね。針は柔らかい針なので多少腕を曲げたりは平気ですが、あんまし激しく曲げたりすると傷が付いてお薬が入らなくなる場合もあるので気を付けてください。

なるほど。じゃあこのまま真っすぐ腕を伸ばした状態で移動すればいいや。

看護師さん

では検査室にいきますねー。

そして案内される検査室。

部屋は昔みたいな手術室のようなところではなく、普通の広めの診察室。

寝るベッドがあって、周りには機械がいくつもあるだけ。

看護師さん

では、こちらに頭を向けて仰向けに寝てください。

言われた通りに僕は仰向けに寝転んだ。

血圧・脈拍・酸素飽和度等を測定するために装置が付けられる。きちんとモニターで確認されている安心感。

看護師さん

口の中にお薬入れるので口を大きく開けてください。

するとスプレーをされた。

看護師さん

口を軽く閉じて30秒間そのままにしてください。まだ飲み込まないでください。

これは、麻酔スプレーってやつか!?

だんだんとスプレーされた箇所の感覚が鈍くなる。

そういえば前回の胃カメラ検査のときは、飴みたいのを溶けるまでずっと舐めて口の中を麻酔していたなと思い出す。

今はスプレーでサッと一噴射ですむのか。進歩してる!検査方法が進歩してるよー!

でも飴に比べると麻酔感覚が弱いような気もするよ。

看護師さん

では飲み込んでください。

(;゚д゚)ゴクリ…

飲み込んだ。これで少しは喉も麻酔効いたかな。

看護師さん

次は、左側に寝転んでください。右足はこう曲げて、左足は真っすぐで。ベッドから落ちないように気を付けてください。

ここで誤算。

実は左側を向いて寝るなんて数年ぶりなんです。

昔に体の左側を病気したことがあって、それの影響で左側を下にして寝るのが怖くなっているのです。なので普段は仰向けか右向きで寝ます。

左側を向いて寝ることはできないんです。落ち着かなくて眠りに落ちることができないのです。

それでも左側を向くしかない。本当だったら鎮静剤が流し込まれてボーッとしてきてそのまま寝ている間に胃カメラ検査が終わっているというのが良いのだろうけど、無理やね。

と、ここで僕は諦めて苦笑い。もうすでに左を下にして寝ていることに違和感で落ち着かない。

心なしか、脈拍も早くなっていてモニターから聞こえる音の感覚が早い。

看護師さん

何だかこの人、笑ってる。怖いわ

とは思われていないことを願うしかないです。

始まる、胃カメラ検査

その状態のまま先生がくるまで待機になります。すぐに始まるわけではないです。

先生

お待たせしました。

そして先生がやってきて、口にマウスピースみたいのをつけられ、鎮静剤を体に流し始める。

先生

目を閉じて、鼻で深呼吸してくださいね。

ここで誤算その2。

僕の右の鼻は慢性鼻炎のため、基本的に詰まっているのである。

そのため、空気をきちんと取り込めるのは左の鼻のみなのである。

右もかろうじて取り込むことができるが、左が10取り込めるなら右は3くらいなのである。

鎮静剤が流れ始めてすぐに頭がホワホワしてきて寝れそうになるのだが、左向きという普段しない体勢の違和感で微妙な感覚。

そして何度か「おえっおええっ」と嗚咽。痛くはないんですけどね。

結局3~4回くらい嗚咽した気がします。「動かないでくださいね~」みたいに言われたような気がしますが鎮静剤が効いているせいか、よく覚えてないです。

意識は朦朧状態だけど、勝手に嗚咽はするし、寝ている間に気付いたら検査が終わってたという状態ではなかったです。

鎮静剤を入れられて即寝できる人がうらやましい。

看護師さん

検査終わりましたので移動します。ふらふらすると思うので気を付けてくださいね。

言われた通りのふらふら状態。頭もくらくら。足も重い。でも少し心地良いような。

そのまま休憩室で30分くらい休む感じです。本当ならここで寝れれば良いんだけど、目を閉じているだけで眠れはせず。定期的に聞こえる機械音も相まって眠れず。

看護師さん

そろそろ起きれますかー?

声がかかって、起き上がるものの身体が重いし、ふらふら感はまだ残っている。

ゆっくりと歩きながらロッカーへ荷物を取りに行き、そのまま待合室で座して待つ。

やっぱりまだ動きが悪い。少し目を瞑る。

今日のお会計

受付窓口

まかないさーん

会計から呼ばれる声がした。

足取り重く、若干ふらついた足で向かう。

受付窓口

17000円になります。

えっ!?

胃カメラ検査って1万円以内だと思っていたので、1万円しか財布に入ってなかった。

「すみません、カードって使えますか?」

受付窓口

現金払いのみなんですよー。

なんということ。これでは支払いができない。

「すみません、ちょっとお金おろしてきます。」

そう言って僕は病院を出て銀行ATMを探す。

雨だし、寒いし、まだ薬が抜けきってないからふらふら状態で探す。

なんとか近場のコンビニまで辿り着き、お金をおろす。

それにしても17000円って高すぎでは。完全なる大誤算です。

受付窓口

あ、戻ってきましたね。

支払いを済ませ、検査後の過ごし方を説明される。

本日の禁止事項
  • 運転
  • 湯船(シャワーはOK)
  • 激しい運動
  • アルコール
  • 香辛料強めの食事や油っこい物禁止。

更に今日は検査で組織を採取したらしく、その結果が出るのが数週間後になるとのこと。

ちょうど年末年始なので、時間がいつもよりもかかるというわけです。

それまで結果が聞けないって不安よな。きっと何かあったから組織を採取したわけだし。

「検査結果を聞きに来るときも予約をした方が良いんですか?」

受付窓口

してもしなくても大丈夫ですよー。

そうなのか。まあ一応予約しておこう。17000円も払って検査してるんだし、きちんと聞きたい。

そして僕は病院をあとにした———が、処方箋をくれるって先生が言ってたことを思い出す。

「すみません、処方箋をもらえるってことをだったんですけど…」

受付窓口

あれ?入ってませんでした?

さきほどもらった数枚の用紙を確認したら「処方箋」と書かれている紙があった。

「すみません、ありました」

受付窓口

良かったですー。お大事にどうぞー。

いかんな、かなりボーッとしている。完全に鎮静剤が抜けきっていない。

薬局へ

そのまま隣接している薬局へ赴き、お薬手帳を渡す。

薬局窓口

あの、処方箋はもらっていますか?

なんということ。

一番大事な処方箋を渡すのを忘れていた。いかん。これはいかんですよ。

ボーッとしすぎだろう。

薬局窓口

以前、この薬局って利用していましたか?

「はい、昔きたことがあります。けっこう前ですけど」

薬局窓口

あー、やっぱり。
けっこう前なので、もうデータが残っていなくてですね。もう一度登録お願いします。

ということで、再登録。

この薬局はスマホで登録できるみたいなので楽でした。他の薬局だと、だいたい紙に書くタイプなので。

薬局窓口

ではこちらの番号でお呼びしますのでお待ちください。

そして番号を渡される僕。

そしてなぜかそれを無意識に財布にしまってしまう僕。

しばらくして、番号の呼び出しがあった。

しかし誰も立ち上がらない。

あれ?もしかして僕の番号?

そういえばもらった番号どうしたっけ?番号見ないでしまってしまったっけ?

慌てて立ち上がり呼ばれた窓口に向かうと、自分が渡したお薬手帳が見えたので「あ、自分の番号が呼ばれたんだ」と認識した。

これはやばいですね。ここまでボーッとしてしまうものなのか。もしかして高齢者って常時こういう感覚なのか。

そうだとしたら、これはきつい。自分は普通の行動をしているつもりなのに変な行動になっているってこと。

なんとか会計を終えて、やっと帰れると思ったんですが、今度は傘がない。

傘ってどうしたっけ・・・?

そして閃く。

そうだ、病院の傘立てに置き忘れてきたんだ。

薬局を出て、病院へ向かい自分の傘を探すと、発見。

よかった。自分の判断は正しかったんだ。

と思う反面、さすがにボーッしすぎてやばいことを実感。

鎮静剤の効き目やばいね。

朝から何も食べてないし、帰りに唐揚げ弁当を買って帰ろうかと検査前には思っていたけど今日は禁止されてるし、駅前の九州物産展で「うまかっちゃん」が売ってたけど買う気力がなくてそのまま電車乗って帰宅。

消化に良いものかどうかは分からないけど、地元のスーパーでざるそば買って、それを遅めの昼食として現在に至ります。

そういえば、スーパーに並んでたお惣菜類にチキンやケーキが多いなと思ったら、今日はクリスマスイブだったんですね。

めりめり。

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