先週の内圧検査の約1週間後。
今度は「大腸内視鏡検査」というものを受けてきました。
この検査、40代くらいから受けるのが一般的(?)らしいんですが、比較的年齢の若い人が痔ろう等になる場合、
もしかしたら原因が大腸の方からきている可能性もあるので、一応検査をする必要があるみたいです。
さてさて、今回生まれて初めてこの検査を受けました。
感想はというと・・・けっこうキツかった。
大腸内視鏡検査 前日
まず、検査前日。
食事の制限はないけど、消化の良いものを食べること、と用紙に書いてあった。
おかゆ、うどん、食パン、白身の魚、赤身の肉、豆腐、卵が妥当らしい。
逆に控えてほしいのは、きのこ類、海藻類、しらたき、こんにゃく、とうもろこし繊維の多い野菜、玄米、五殻米、果物類・・・とのこと。
夕食後の午後6時~8時くらいに下剤「ラキソベロン」を水に入れて飲まないといけないらしく、
帰宅後速攻で飯を食べて、少し休憩して、下剤を飲んだ。
下剤の作用は個人差があるらしい。
色々ブログを拝見していたら、夜中とか翌日朝に便意がでるって人が多かった。
僕はというと・・・
飲んで1時間くらいで便意。
はやいわー・・・さすがやー
そして夕飯後からは水、お茶系、スポーツドリンク、コーヒー、紅茶(ミルク・レモンは不可)しか飲んではいけない。
それらを500ml以上は飲んで寝ないといけない。
でもそんなのは余裕っすわ。
翌日は朝6時から「ムーベン」という腸内を洗浄(?)する下剤みたいな薬を飲まないといけないので、
いつもよりも早く就寝。
大腸内視鏡検査 当日
―――朝、5:30起床。
シャワーを浴び、ムーベンの仕度。
水2リットルに粉を溶かし、その水を2時間かけて飲まなくてはいけない苦行が始まるッ・・・!!
ムーベンを紙コップに移す。
1杯180ml。
2~3杯目までは1杯を15分かけて飲まなければいけない。
神経質な僕は、そっとタイマーをセットした。
説明には、1リットルくらい飲んだところで排便が始まると書かれていた。
―――が、2杯飲み終わったところで便意発生。
早すぎだろ・・・自分。
そこからはもうトイレで飲んだり、戻って飲んで、またトイレに入っての繰り返し。
ちなみにムーベンの味は塩っぽくてレモン臭・・・。
1リットルくらいまでは余裕で飲めたのですが、それ以降がきつかった。
この味が口に残っていると気持ち悪くなって、口をゆすぎながら、嗚咽を堪えて飲み続けた。
飲むスピードは徐々に下がっていった。
ついには1600mlでギブアップ。
1500ml以上は必ず飲んでくださいと書いてあったので、なんとかノルマはクリア。
あとはトイレへ何回か駆け込み、計12回。
ちなみに、腹痛はないです。
「あ、何か出るかも・・・」
って感じでトイレに行きたくなります。
しかしあんな感じで出るんすね・・・びっくりの初体験でした。
そう、まるでホースの先を狭めて水を出す感覚・・・。
あれが尻から・・・しかも暖かい・・・。
ははは、と半笑い状態でした。
そして12回出す頃にはほぼ透明になっていた。
準備が出来たと判断して、病院を目指す
「よし、いける!」
僕は颯爽と家を出て病院を目指した。
ムーベンを飲んだ後は、歩いている途中でも便意を催すことがあるので怖い。
家から病院まで電車を乗り継いで約30分。
その間に便意がきたら・・・終わる。
色々と終わる。
そんな気がした。
でも何とかがんばって病院まで辿り着いた。
受付をすませて、用紙を渡されて移動。
お着替えタイム!!
身に着けて良いのは、眼鏡と半袖か袖なし下着、靴下のみ。
そう、すっぽんぽんになれってことです。
事前に、検査した人のブログとかを調べたりしたら「寒いから靴下は履いておいた方がいい」って書いてあったので、
タンクトップと靴下を装着。
そして検査用穴あきズボンを履き、検査衣を着る。(もちろん尻穴部分は隠れる)
さて、仕度が終わった・・・。
緊張するわ・・・。
座っていると名前を呼ばれた。
今日は何回排便しましたか?
僕「12回です」
そうですか。じゃあ浣腸するんでこちらにどうぞ
え?
浣腸?
今、浣腸って言った?
12回も排便したんだし、もういいんじゃないの?
これ以上、ナニを出すっていうの?
浣腸の前にトイレ行きますか?
僕「あ・・・はい」
どっちにしろ浣腸は避けれないってわけか・・・。
通された場所は、個室トイレがたくさんに並んでいて、男女兼用。
浣腸をしたと思われる人々が入り乱れている。
この輪に今から僕も加わるのですね。
浣腸開始
トイレを済ませ、ついに浣腸ルームへ。
はい、じゃあここに寝てください、力抜いてくださいねー。お湯入れますからねー
お湯!?
今、お湯って言ったよね?
自分が思っていた浣腸のイメージと違うんだが・・・。
そして差し込まれる。
どうしても力が入ってしまう。
侵入者を拒む当然の力み。
そして入ってくる温いお湯。
この感覚がすごく嫌だった。
お湯がお腹の中にたまっていく感覚が分かるのだ。
「うおおおあああ・・・」
と、力なく叫ぶ。
痛みはないんだけどね、感覚がすごく嫌です。
お湯(1リットル)を入れている間に浣腸後の出し方について説明してくれているんだけども、耳に入らない。
かろうじて聞き取れたのは2分間我慢しろ、とのことだけ。
どこかのブログに書いてあったけど、「時計回りに数回ぐるぐる回って~」とか言っていたらしい。
全然知らなかったわ。
で、トイレに駆け込む。
数えるけど無理。
もう無理。
そして・・・!!
1分もしないうちに諦め、放出。
放出した後は流してはいけないし、拭いた紙を入れてはいけない。
腸内が検査ができる状態かどうかを、看護士さんが目視確認しにくるからだ。
ということは、拭いた紙はどこへ・・・?
そう、トイレ端にあるゴミ箱へ入れるんです。
前の人達の闘いの軌跡がそこに残されている。
僕もそこへ入れる。
そして看護士さんを呼び、「まかないさん、OKでーす!」と許可を貰う。
苦しい闘いだったぜ・・・。
でも本番はこれからっていうのが萎える。
トイレの周りには何回も格闘して出している人達がいる。
自宅でムーベンとか飲めなかった人たちは病院で苦しむことになる。
どちらがいいのかは・・・その人次第っすね。
そして次はついに大腸内視鏡検査・・・
珍しく、つづく・・・!!
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