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痔ろう(痔瘻)日記1~痔ろうになって切開した。

先週、数日間寝込んだばかりだというのに、今度は違う病気になりました。

「痔ろう」

らしいです。(「ろう」は漢字で書くと「瘻」)
先週の体調不良から回復し、復帰第1日目のことです。
用を足した後、いつもの調子で拭こうとしたら激痛が走りました。

「いてえ!!」

思わずトイレの中で叫んだ。
でもその部分にさえ触れなければ痛くもない。
きっとかぶれてるんだろ、と思ってその日は気にせず放置。
2~3日すれば治るさ~と気楽な気持ちでいました。

目次

翌日以降、症状が悪化


何だか座ったり立ったりするときに少し痛い。
もちろん肛門周辺が。
それでもそんなに気になる程ではなかったので、もう少し様子みるかな~って程度でいた。

そのまた翌日―――。

痛みは更に悪化
座ってもかなり痛いし、立つときなんてけっこう痛い。
更には、横になっても痛い。

一体、僕の肛門様はどうなってしまっているのだ・・・?
と気になったので写真を撮りました。

すると、肛門様の左上が少し赤くなっていた。
ただ、赤いだけじゃなくて、ぷっくりと小さく、ほんとに小さく膨らんでいるような気がした。

さっそく似たような画像をネットで検索。
すると、「肛門周囲膿瘍」という単語が出てきた。

体の抵抗力が弱っているときに、下痢等が肛門様の出口にある1mmほどの穴に入り、そこから大腸菌が悪さをして、膿を形成していくと・・・。
しかもそれは薬とか自然治癒じゃ治らず、必ず切開して膿を出さないと痛みが引かないという病気らしい。

「やべえ、これかもしれない・・・」

確かに普段から下痢気味だけども、先週は吐いたりして体の抵抗力がかなり下がっていた。
それに加え、いつもよりも酷い下痢を何度もしていた。

「ドンピシャじゃねえか・・・」

ただ、必ずしもそういう状況だからなるわけではなく、「運」もあるという。
こういう時の運は人一倍無い僕だから、きっとこうなったのだろう。

でも、ネットにある画像を見ても、自分のとは似ていないのばかり。
ネットにある画像はどれも酷いもので、どちらかというとモザイク必須画像系である。
でもその中に1つだけ、自分の腫れ具合と似ている画像もあった。
もしかしたら違うかもしれない・・・。
僕は少しでも希望を抱きたかった。

更に翌日、仕事。
寝てても痛くて、何度も起きてしまった。
昼になっても痛みが続いたものの、前日よりは動けるから平気かなと思ったが、夕方になるにつれて更に悪化
普通に歩くのもかなり厳しい状態になっていて、バイク通勤往復1時間なんてかなりの試練だった。
そして帰宅してもう一度写真を撮ってみた。

「は、腫れが悪化してる・・・!」

前日に撮った写真よりも3倍くらい大きくなっていた。
赤い彗星!?もしかして赤い彗星なの!?
だったらまだ良い。でもこの赤い腫れはシャアじゃない。

これはさすがに病院に行かないと・・・な。
人生初の肛門科に。
肛門科ってあまり周辺にないんだよなー・・・。

人生初の肛門科へ行くことをケツ意

ネットで検索して、翌朝から病院へ。
もうバイクがきつくてタクシーで駅まで行った。
前日の夜に、ネット上で問診票を作成して送っておくことができる病院だったので、最初の受付が早く終わった。
ネットって本当便利だわ。

診察を受けると、「痔ろう」だねとキッパリ言われた。

「え!?」

それから痔ろうの説明を受ける。
「至急検査するから」と言われて、前日までの「きっとたいしたことないだろう」気分が一気に崩れていった。
これって、けっこうヤバイんじゃ・・・!?

痔には3タイプあるらしく、それの一番酷いやつらしい。
なんでよりによって・・・。

この日の検査内容は2つ。
◆血液検査
◆大腸超音波検査


血液検査はその場ではすぐに結果は出ず、数日後とのこと。
超音波検査は大腸の様子をみるらしいのだが、これがつらかった。

親指くらいの太さの機械を肛門様から入れるわけですが、まず最初にヌルヌルしたローションみたいなのを塗られる。
塗られるって言っても、外側じゃなくて内側。
これがキツイ。
うめき声をあげてしまうほどに。

みんな大腸検査をするとき、いつもこんな思いをしているのかと考えると、すげえなあと思う。
苦痛すぎる。
しかも塗って終わりじゃなくて、塗ってからが本番っていうのが、またつらい。
その機械を痛みなく入れるコツは、いつも便をするように力むことらしい。
そうすると機械がスーっと入るらしい。

で、力んだ。
そして叫んだ。
その痛さに。

しかも入れてすぐ終わりじゃない。
その後しばらく、その機械を回転させたりして、中の写真を撮ったりするわけで・・・。
まだか・・・まだ終わらないのか、とずっと呻き続けた。

苦しいし痛いし・・・。
検査が終わった後は、少しの間座れなかった。
その後、現在の状態について説明を受ける。
なるほど、確かに化膿している場所が黒くなっている。

「切開して膿を出します」

きたか・・・。
ついにきてしまったか・・・。
切開して膿を出してしまえば、腫れも痛みも治まるとのこと。(切開排膿というらしい)
が、不安なのが一度痔ろうになってしまうと、膿の道ができているわけで、再発する可能性があるということだ。

だから痔ろうを治すには手術が必要とされているらしい。
もともと下痢気味の日々を送っている自分にとっては嬉しくない情報だ。
しかも手術代が高いんだよね・・・。
貧乏な僕にはきつすぎる。

そして、切開排膿が始まる・・・!

切開排膿をするために移動。
診察室前で看護士さんからいくつか説明を受ける。
今日は午後から仕事に行く予定だったが、安静にしないといけないとか。
入浴は、明日の傷の再検査以降じゃないと駄目とか。
排便の仕方についてとか、出血や痛みについてとか・・・。

待つこと数分、名前を呼ばれて診察室(手術室)へ。
もうすぐにベッドに横になり、麻酔。
もちろん、尻というか、肛門様近くの該当箇所らへんに局部麻酔。
これが痛い。
とてつもなく痛い。

しかも打つ場所が一か所じゃないから何度も痛みを味わうことになる。
5~6回痛みに耐えなくてはいけない。
もちろん、叫んだ。
痛すぎて。
体がのけぞるほど。

でも麻酔が効いたら切開も楽だろうと思っていた。
それから麻酔が効くまでの間、数分放置された。
隣の部屋から医師たちの談笑が聞こえる。

「じゃあ始めようか」

そして唐突に始まる切開。

痛い。
まじで痛い。痛すぎる。
さっきの麻酔も痛かったが、もっと痛い。
のけぞるとかそういうんじゃない。
もう体が逃げ出したくなって、看護士に体を抑えつけられるほど。

「あああああああああ!!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い」

と連呼し続けるしかできなかった。
なんで麻酔してるのにこんなに痛いのかと。
麻酔ちゃんと効いてないんじゃないのかと。

切開が終わり、最後に痛み止めの座薬を入れるんだけども、それも痛い。
もう苦痛しかなかった。
膿を出すってイメージしてたのと全然違う。

「麻酔してるのにこんなに痛いんですか?」

と聞いてみたら、

「そうだよ。炎症を起こしているからね。でも麻酔打たないともっと痛い」


まじ、怖い。
ほんとにしばらく痛みの余韻で動けなくて、ベッドに横たわっていた。
んで、ガーゼやナプキンをしてもらって外の椅子で20分くらい座る。
座ることによって圧迫止血をするらしい。
そして最後に出血の様子を確認してもらって、会計。

いやー、まじつらかった。
圧迫止血しているときに、親と一緒にきていた今から切開すると思われる高校生(?)くらいの男の子がすげえ怖がってた。

分かるわ、その気持ち。超分かる。
口数増えちゃうよね。
でも院内は静かにしないとね。

お会計は13000円くらいでした。
出費が・・・。

明日は傷の経過を見る為にまた病院行きます。

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コメント一覧 (13件)

  • 今日、私も切開しました。
    麻酔したのに激痛でいい大人が声をだしてしまいました。
    私だけじゃなかったんですね。。。

  • たろうさん>
    あの麻酔は本当に気休め程度ですよね・・・。
    子供も大人も関係なく、あの激痛に声を上げてしまうのは、しかたがないことだと思います。
    お大事に!

  • たろうさん>
    毎日バイクに乗っていた割には早かった気がします。
    1週間くらいで違和感はかなり減少しましたよ。

  • しばらく通院ですが頑張ります
    場合により手術かと思いますが・・
    こうしたブログって助かりますね

  • たろうさん>
    ありがとうございます。
    自分も痔ろうになったときに不安一杯だったので同じ状況の人の日記とかが読みたくてブログをまわりました(入院中も)。
    自分はこんな症状が出ているんだけど、他の人はどうなんだろう?とか・・・考えたら不安募ってて・・・。
    少しでも不安な気持ちがなくなれば幸いです

  • 昨年、私も肛門周囲膿瘍になり切開しました。私の場合は、膿のたまりがすごく痛みも激しかったので、緊急手術になってしまいました。
    明日から、今度は根治手術のために入院です(^^;。

  • Aquariusさん>
    そのまま手術になってしまったんですか!?
    相当酷かったんですね・・・。
    想像するだけで震えてしまいます・・・。
    更に根治手術も控えているとは
    お大事にしてください。

  • 皆さん大変だったようですね。
    私はもう5年ほど前に、上下に2本の痔ろうの手術を受けました。ネットで日帰り手術可能な診療所を探して受診したのですが、痛みは手術中もその後も(排便時も含めて)ほとんどありませんでした。後で知ったのですが、麻酔の腕がかなり大きな要素で、私の医師は大当たりだったようです。当日は2時間ほど休んで帰り、翌日は車を運転して受診。その後は、1週間後、2週間後、1か月後に経過観察して、終了。
    医師からは、痔ろうのほかにイボ痔と切れ痔もあったので、一緒に切除したといわれましたが、なんともあっさり完治しました。

  • まさに今!!私も痔ろうで苦しんでます><。てか、先週痔ろう退治手術をして今日退院しました!!痔ろうってめーーーーっちゃ痛いですよね!!あの麻酔、ほんと気休め麻酔でしたよね><。あー、なんか嬉しいです!!痔ろうのことを語れる仲間が出来て嬉しいです!!

  • 先輩さん>
    上下に2本も痔ろうがあるのに日帰り手術で終了だったんですか!
    ほんとに良い医師に当たったんですね・・・うらやましいです。
    麻酔の腕で変わるんですね・・・。
    あまんちゃんさん>
    ほんと最初の切開時の麻酔は気休めもいいところですよね。
    思い出しただけでもゾワゾワしちゃいます。

  • 今日、まさに同じ施術を受けてきました。
    いや、すんげー痛てぇwww
    年甲斐もなく叫びましたし、施術中に「なんやこの病院!」って文句まで言ってました(笑)
    お互い、痔ろうには気を付けましょう・・・w
    このページ見てなんか笑っちゃいました。
    おかげさまでラクになりました。
    ありがとうございます。

  • ブログを読んでこんなに笑ったの初めてでした(爆)
    まったく同じ経験をしたので、今となってはおかしすぎて最高です。
    ほんとに痛かったな~ 排膿は
    手術はほぼ痛みなかったですが、座薬がきつかった。
    今、根治手術後2か月たちますが、まだ痛いよ!
    楽しいブログをありがとう 
    あー面白かった。

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