親族の介護を手伝うことになり、現状の把握と経緯を確認。
介護対象者は70代老夫婦の旦那さん。
旦那さんが寝たきり状態になって、要介護1から要介護5へと変更。
ケアマネジャーさん、ヘルパーさんたちと協力しながら自宅介護とショートステイを繰り返す。
その間に、特養施設の入所申込をして、施設見学に行ったり、自宅面談したりと打ち合わせを経て、何とか本入所が決定。契約も終わり、他施設に断りの連絡を入れたりして、いったんの一区切り。
看取りカンファレンスを受講後、今度は旦那さんを病院に連れていくことになって病院へ行って診察。処方箋をもらって経過観察。
家族旅行がてら長男さんがお見舞いにきたり、歯科検診後に抜歯したり。
季節は冬に代わり12月。施設から連絡がきて、旦那さんを循環器科と皮膚科に連れていくことになった。まずは循環器科に行ったので、その数日後に皮膚科を受診。
前回、旦那さんを循環器科に連れて行きました。

施設側からは、循環器科と皮膚科に連れて行ってほしいとのことでしたので、今回は皮膚科に連れて行った話になります。
今回の病院は、前回と同じで奥さん自宅の近場にある病院なのですが、受診する科によって曜日が違うところなので2日間に渡って病院に行っている状況です。
いざ、皮膚科へ
皮膚科は午後からだったので、少しゆっくり支度をして間に合うように施設まで行きます。やっぱり午後だと楽ですね。
前回の帰り際に施設の人から、膝くらいまでのロングソックスみたいな物があると嬉しいと言われていたので、施設に行く前にダイソーに寄って旦那さん用に購入しました。ふわふわソックスを2足!
ほんと、ダイソーって何でも置いてありますよね。便利すぎる。
前回と同じように、僕だけ施設に行って保険証を窓口で受け取り、旦那さんを送迎車に乗せて一緒に病院へと向かいました。
そういえば、今回は紹介状(症状の詳細が書かれた封書)は無いと事前に言われていたのですが、作成してたみたいで渡されました。結局あるんかいとツッコミ入れたくなりましたけど、ある分には困らないので感謝と笑顔で受け取ります。
病院に着くと奥さんが待っていて、受付も終わっていました。施設から持ってきた保険証と封書を追加で病院窓口に渡します。読んでくれると良いな封書。
さらに奥さんから旦那さんへと冬用のジャケットと薄い靴下を渡されました。寒くなってきたので施設内で着用してほしいそうです。
そして結局、問診票は書くことになります。
紹介状とか症状の書かれた封書とか関係ないですね。問診票を書くのはもう病院での儀式のようなもの。不便極まりないですが、仕方がない。最初だけ、最初だけ我慢すれば良いだけだから…。
デジタル化できそうだけど、できないんですかね。
皮膚科の診察結果
前回の循環器科のときは数時間かかりましたが、今回はわりと早めに診察してもらえました。やっぱり科が違うだけで患者の数が変わるのでしょうか。
前回に続いて、診察待ちの間、診察室への出入り、診察中は大変でしたが前回を糧としてサクサクと進みました。
診察室に入るやいなや、「今日はどうしました?」と聞かれる始末。デスク上に広げてあるその封書は何のためにそこにあるの!?とツッコミを入れたくなってしまいました。
「症状等については、その封書に書いてあると思います」
と、そう僕が言うと、

あー、これねー。書かれてる内容を読んでみたんだけど、わかんない。
え?どゆこと?
施設の人が渡してくれた封書には、文字通り封がしてあるので僕は開けて見ることができないのです。そのため、どんな内容がそこに書かれているのか判断はできない。
だから、この先生が流し読みできちんと読んでいないだけなのか、施設の人が書いた内容が足りてないのかは分からないのです。モヤモヤしますね。どんな内容が書かれているのか読んでみたいところ。
なんだか、上司と部下に挟まれる中間管理職の気分になってしまいました。
症状を一通り説明したあと、患部を見ながら先生が診察。薬も塗ったりしました。
旦那さんはその間、「痛い!痛いって言ってんだろ!」と怒ったり、患部を動かしたりしていたので看護師さんと共に抑えながらの状態でした。
指の方には薬が塗ってあった(おそらく渡しておいた薬を施設側で塗ってくれている)ので、足の方に新しい処方箋を多めに出してもらいました。乾燥用と蕁麻疹用の塗り薬です。
診察も終わり、会計も終わり、前回よりも断然早く病院が完了しました。
施設に連絡して送迎車を呼んで、僕は旦那さんと一緒に施設へ向かい、奥さんはそのまま帰宅しました。
前回の循環器科も、今回の皮膚科も共通なのですが、担当の先生がどっちも高圧的で適当な印象でした。
高齢者の患者が多いせいで、そういう感じじゃないとやっていけないのでしょうかね。
同席していた奥さんも同じような感想を言っていました。
こっちは終始敬語で話してるのに、先生側は基本タメ語ですからね。まあそれは良しとしても、高圧的で適当な感じはよろしくないというか、正直イライラしちゃいました。
高齢者に対してはそういう姿勢で接しないと、病院側もストレスが溜まるからなのか、僕みたいに高圧的態度をされるとイライラする人間を見て楽しんでいるのかは分かりません。
とりあえず、2日間の病院が終わったので肩の荷が下りた感じがしました。
病院診察が終わって施設に戻ってくる
施設に戻ってくると、看護師さんが待っていて、今日の病院の診察結果について話しました。
症状の書かれた封書を、ほとんど読んでもらえなかったことを伝えたら、



書いても読んでくれないんじゃ困るよね。医者も適当だなー
と言っていましたけど、書いてあった内容が分からない僕としては、どちらに否があったのかは知る由もなく、「そうですね」と一言発するだけにしました。
そして、病院からもらった処方箋を渡しました。
旦那さんの指患部に塗ってあった薬は、施設にあった余りものの薬だったらしく、その塗り薬も底が尽きるとのことで、その薬も貰わないと困るとのことでした。(奥さんが施設に渡してあった薬は使い切っていたらしいです)
さらに、足の方の塗り薬も貰った量では全然足りないらしいのです。
だからそういうことは、病院に行く前に言ってほしいものです。あ、ヘイトが溜まる音がまた…。
- 施設側で病院に問い合わせて、足の方の薬のMAX容量を出してもらえるか打診。
- 指の薬は追加で出せるかどうかを問い合わせてくれる。
- 問い合わせの結果は、後日僕に直接連絡がくる。
- もし、問い合わせた結果がダメだった場合は、もう一度診察に行くか、施設の近くにある患者本人が受診しなくても薬だけもらえるところに、家族が行く必要がある。
これって、事前の確認・連絡がきちんとしていたら遭遇しなかった問題なのでは?と思いつつ、施設からの折り返し連絡を待つことになりました。
帰宅後、施設から折り返し連絡があった
病院に問い合わせ&打診をした結果、足の薬は増やせないので塗り切りになり、指の薬は追加可能ということで処方箋を渡すときに薬局で追加してもらえるよう伝えてくれるそうです。
とりあえず、皮膚の症状についてはしばらく様子見ということになりました。薬がなくなっても患部に改善がみられない場合はまた病院に行くことになりそうですが…。
まずはこれで一段落といったところでしょうか。
2日間の診察を終えて、年末が近づく
2日間の病院も終わり、そろそろ暦も年末に近づいてきていました。
思えば、旦那さんが倒れて介護の手伝いをすることになってから怒涛の日々でした。循環器科の診察結果は気になるところですが、年末まで残すところあと少し、穏やかに過ごしたいものです。
———と、思っていたのも束の間。
さらに怒涛の展開が続くことになるとは、このときはまだ思いもしなかったのです。
次回、「介護生活の終わり」に続きます。


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