痔ろう（痔瘻）日記5～大腸内視鏡検査を受けてきた②

座して名前を呼ばれるまで待つ。
そう、自然体で。
だけど超緊張状態。
そして呼ばれる名前。
少し腰は引き気味に立ち上がる。

僕「はい、大丈夫です」

キリッと答えたものの、少し行きたいかな～なんて思ってもいた。

ベッドだ・・・。
ベッドがある・・・。
しかもこのベッド、車輪がついている。

こいつ、動くぞッ！！

僕は横になった。
すると「ガチャン！ガチャン！」とベッドの柵（？）みたいのを閉じられ、スタンバイＯＫ状態になる。

「え？え？もう？」

大腸内視鏡検査　開始

心の準備も何もないまま、そのまますぐに移動。
手術室みたいなところに入る。
視界にモニターが見える。
きっとここに大腸内の映像が映し出されるんだな。
でもそんなの見てる余裕とかない。

女性の先生だ。
挨拶を交わす。
そして鎮静剤を注射される。
チクっと痛む程度。普通の注射と変わらず、左腕に注入される。

僕「いや、ほとんど飲まないです」

僕「へえ・・・そうなんすか・・・」

そうなればとても喜ばしいことだ。
すると目の前がカクカクと左右に揺れ始めた。
鎮静剤効いてるんじゃないかこれ？
でも眠くはならない。

僕「あのー、どれくらいでカクンっていきますかね？」

ついに・・・くるのか・・・！
このまま寝ている間に終わっていてほしい！
そして挿入が始まる。

痛い。

「いたたた・・・うう・・・いたたたた・・・ううう」

お腹の中が痛いし苦しい感じ。
ガスがたまる感じ。
何かが進入してくる感じ。
キツイわ！！何だこれ！！
ずーっと唸ってました。

僕「あとは抜くだけですか？」

「そうですよー」

大腸内視鏡は、大腸の奥まで行き、そこから抜くときに映像を撮るらしい。
抜くときももちろん苦痛。

僕「ううう、痛い・・・うううう・・・」

あんまし僕が痛がるものだから、先生が困っていました。
普通はそんな痛くないもんなのかな？
そういえば、事前に大腸内視鏡を体験した人たちのブログを見てたけど、
痛みがないって人がほとんどで、鎮痛剤で寝て起きたら終わってたって人が多数だった。

なんでこんなに痛かったんだろうか。謎である。

大腸内視鏡検査　終了後

やっと・・・解放された・・・。
時間にして5～6分くらいな感じでした。
そして、検査を終えた人たちが寝ている場所へと、ベッドに横たわったまま運ばれる。

そうは言われてもなかな出ない。
ちょっと力んだら少しだけ出た。

いやいや、全然眠くないし。
超覚醒してますよ。
一生懸命お腹をさすりまくってガスを出そうとするが出ない。

普通はすぐに出るもんなのか？
僕が出にくい体質なのか？
でも、普段はよくガスが溜まるんだけどな～・・・。

え？何？
ガス抜き？何それ？
また何か突っ込んでくるの？

そして何かを突っ込まれる。
別に痛みはない。
そして下腹部を押される。

ブベバブブブブーーーー

と、溜まったガスが放出。
でもまだ出そうな感じ。
しばらく横になってお腹をさすっていたら、

そう言われてベッドから降り、立ち上がる。
一応、看護士さんに支えられて歩いたわけだけど、ちょっとだけフラフラする感じだけで、全然どうってことない。
やっぱあまり鎮静剤効いてないんかな～・・・。

周囲を見渡すと、みんなベッドの上で寝ている。
というか、寝れるんか。眠くなるんか。
うらやましいな・・・。
薬が効いてるってことか。

トイレに入り、10分くらい籠る。
ガスを出したりしたけど、まだ出そうな感じ。
でもずっと籠っているわけにもいかないので、外へ出た。
外へ出ると、診察結果が出るまで休んでいて下さいとのこと。
お茶も飲めるので、一息つく。
30分くらいして名前を呼ばれて、診察室へ。

検査結果

僕「つらかったです・・・」

僕「ネットとかで検査した人の体験談とか見ると、そんなに痛そうな感じじゃなかったんですけどね・・・」

僕「ええ、けっこう」

僕「今回の検査じゃそれは分からないんですか？」

僕「あー、いや、来週入院しなきゃなんで、退院してからにしますわ」

そして検査結果を聞く。
腸内の映像を見ながら。
実際、映像写真を見ながらだけども、僕にはよくわかんない。

僕「そうですか」

良かった。
とりあえず、大腸は平気みたいだ。

僕「今、ビオスリーっていう薬を飲んでますけど・・・」

僕「わかりました」

ということで、薬が一つ増えました。
セレキノンという薬。1日3回。食後。

検査が終わる頃には昼を過ぎていました。
9時半に到着してから約4時間か・・・。
キツい闘いだった。
当分この検査はしたくないと思ったのでした。