これが、弊社の忘年会です。②

弊社の忘年会については前回綴ったわけですが、今回はその続きである「2次会・3次会」について綴りたいと思います。

そうです、忘年会は1次会では終わらないのです。
むしろ、2次会・3次会が本番なのです。

どうしても忘年会を開催したいどうしても全員を出席させたいというF社長が様々な策を弄するということは、前回記述した通りです。

目的の忘年会は開催され、最後はF社長の締めの挨拶で1次会は終了します。
そして現地解散となります。2次会のお知らせは特にありません
なので、この時点で帰宅は可能ではあります。

「あれ?今回は2次会以降の話ではないの?」

と思った方、そうです。2次会以降のお話なのです。
でも忘年会終了時に「この後、2次会に行く人~!」などの声掛けはありません。

では、どうやって2次会が開催されているのか。
今までのパターンとしては2つ分かっています。

①事前に、F社長が女性社員に声をかけて少人数の2次会を開催。
②事前に、社員側からF社長に「2次会に行きませんか?」とお伺いをたてて開催。

以上の2パターンを把握しています。

飲み会したがりのF社長が、忘年会を1次会で終わらせるはずがありません。
1次会のときと同様に、何としてでも2次会を開催させるために策を弄します。
そう、自分自身の欲望を満たすためだけに。
そんなところに労力を使うのではなく、きちんと毎日仕事をして欲しいものですが。

では、1つずつ説明していきたいと思います。

目次

事前に、F社長が女性社員に声をかけて少人数の2次会を開催

これはF社長が赴任初期の頃にしていた開催方法です。

飲み会大好き、女性大好きのF社長。
忘年会が1次会で終わるのは寂しいし、もっと女性と触れ合いたい、仲良くなりたい。

そう考えたF社長は、事前に女性社員たちに忘年会後に飲み直そうと2次会について伝えていたのです。
そして1次会終了後、現地解散ということで帰るふりをして、事前に予約してあった店へと向かい、女性社員を現地集合させていたのです。

やましいことをしていると考えているのか、誰にもバレないようにとF社長本人は思っているみたいですが、そんなことはありません、もれなく社員全員にバレています。当たり前ですが。(飲み代を経費で落としているし☆)

というか、そんなコソコソせずに普通に2次会開催を募れば良いと思うんですけどね。
なんで隠そうとするのか、分かりません。
まあ、きっと隠したい理由があるのかな?という推測は誰でもできちゃいます。

女性社員たちもF社長から直々に誘いがあるため、断りづらい状況であります。新入社員の方もいますし。
1対1で飲むわけではないので、100歩譲って飲み会は承諾しますが、女性社員数は少ないので少人数開催になります。
(というか、女性社員たちが1対1を避けるためにお互いに話を合わせているようです)

この女性社員とF社長だけで開催される2次会は、F社長の独壇場になります。言わずもがな。

後になって知ったことですが、この飲み会の中で女性社員の給料を上げると約束したり、セクハラ行為が行われていることが発覚したりしました。

お酒が入ったF社長は本性が剥き出しになります。
気持ちが大きくなるのか暴言も増えるし、自分中心でないと気が済まなくなります。そして酔った勢いで女性の身体を触り始めるそうです。

セクハラ行為の内容で耳にしたのは・・・

①女性の近くに座って身体を触ろうとする、もしくは触る。
②手を触ってくる、もしくは触る。
③胸を触ろうとする、もしくは触る。
④キスをしようとする。これはさすがに拒否。

ですかね。
F社長のセクハラ行為について耳にしたのは、しばらく後のことでした。
知っていたのは、2次会に参加した女性社員と一部の社員のみだったのです。

この話を聞いたときに、酷すぎると思いました。
しかし誰も訴えないというのが、優し過ぎるように思いますよね。
訴えても意味がない、ということなのかもしれませんが。

F社長はこういう飲み会では基本的に泥酔状態になり、後日色々と話を聞いても「何も覚えていない」と言います。それも毎回です。会社の長として最低だなと思いますね。何をしたのかを忘れるほど酒を飲む、会社の代表が?と。

でも、よくニュースとかでも聞いたことがあるような内容でもありますよね。
「記憶にございません」「そのような事実はありません」ってやつです。

嘘くささ満点なので、本当に覚えていないとは思っていません。
けれど当人は「覚えていない」という姿勢は絶対に変えないのでどうにもなりません。有効な方法としては、セクハラ現場を動画で抑えるくらいしかないのかと思います。
けれど弊社のF社長の場合、それすらも共犯扱いにされそうな気もして怖いですけど。
そもそも、飲んで毎回そんな状態になるならお酒なんて飲むなと言いたいですね。

「F社長のセクハラ行為」については別の機会にもっと掘り下げる予定ですが、とにかくそんな行為が忘年会2次会・3次会に行われていたという事実に、憤りを感じると同時に、この会社の未来に希望がもてなくなってきました。

これが企業の日常茶飯事なのかなと虚しくなりましたね。

事前に、社員の方からF社長に「2次会に行きませんか?」とお伺いをたてて開催

F社長が女性社員と2次会を開催して、セクハラ行為をしていたという話が社員中に伝わっていき、
これはヤバイと思った社員たちが、F社長と女性社員を近づけさせないために策を弄します。

忘年会などの飲み会の話が出た場合は、先に社員側から2次会・3次会の話を持ち掛けるということにしました。

そうすることにより、女性社員だけでなく男性社員も参加することになり、当日現場でF社長のセクハラ行為を事前に防ぐことができるという目的からです。

もちろん、当日はF社長へのヨイショ!も必須なので、参加する社員は我慢をして場を盛り上げることも忘れません。
当日の席も先に決めておき、F社長の近くは男性社員で固め、女性社員は少し離れたところに座るようにします
席が離れていれば、おいそれと女性に近づいて身体を触るなんてことはできませんからね。

この開催方法のおかげで、F社長のセクハラ行為は減りました。
しかしゼロにはできません。隙があればセクハラをしてしまうF社長なので。手が出なければ言葉でセクハラというのもありますし。本人がセクハラをしている自覚がないようにも思いますね。

これもよくニュースとかで聞いたりしますが、「そんなつもりではなかった」「スキンシップだと思っていた」という発言に繋がってくるように思います。

犠牲になるのはいつも社員

1年を締めくくる忘年会。
その裏で耐え忍ぶ社員たち。
こんなだから忘年会に参加したくないという人が増えているのだと思います。
そう、犠牲になるのはいつも社員

うちの会社はそんなことない!と思う人もいるでしょう。本当にそうなのでしょうか。
もちろん、全ての会社が弊社と同じとは思いません。
けれど確率が高すぎるのです。そういう場に出会う確率が。

個人的な話ですが、今まで生きてきて、会社の忘年会が心から楽しかったという思いを抱いたことがありません。
必ずどこからしらに歪みがありました。
最高に『ハイ!』ってやつな会社の忘年会というものは、果たしてこの世界に存在しているのでしょうか。
たまたま自分が入社した会社が、そういう会社ばかりなだけなのでしょうか。

であれば、会社運というものが自分には相当無いのだと思います。悲しいことに。

けど結局は、会社の上層部次第なのだと思います。
会社という枠組みに所属する限り、歪みある人間関係からは切っても切り離せません。
現代の社会、会社は、学生時代から内部構造的には変わっていないように思います。
根本は同じなんだなと思います。形が違うだけで。
そしてそれに嫌気がさします。

上に立つ人間次第でガラリと一変するのが会社なのだなと思います。
そして、上に立つ人間に尊敬できる人がいないのが問題なのだと思います。

会社は社会の縮図だと思っているので、きっと改善することはなく、受け入れることができる人しか生き残っていけないのだろうと思うと、今日も世知辛くなります。

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