それは伝説の始まりか

花粉に弄ばれる毎日です。
調子がいいと思ったら、寝ているときに急激な痒みと鼻づまりとか。
仕事どころじゃないくらい鼻水垂れ流しだったのに翌日は、

「花粉?なにそれ?おいしいの?」

みたいに全然平気だったり。
人だけではなく、粉にまで弄ばれるなんて・・・。
なんという屈辱。

でもなんだろう、何だか懐かしいな。
弄びか・・・。

そういえば昔、そんなことをされたこともあったな。
恋は盲目だというけれど、ほんとその通りだったな。
今思うと、(゚Д゚)クソが!!って思うけど、その時はその時で楽しんでいたんだよな。
ってことは・・・花粉に恋してるってことなのだろうか?
いや、まさか・・・人では飽き足らず粉にまで手を出そうというのか、僕は。
でも何だろう、この熱っぽい感じ。
少し息苦しくて(鼻づまりで)ドキドキする感じ。

「それは、恋だね」

突然、声をかけられて僕は振り向く。

「え・・・。それはどういう・・・?」

「だから恋だよ。君は花粉に恋をしてしまったんだよ」

「ははは、またまた御冗談を・・・」

精一杯に笑ったふりをするしかなかった。
認めたくなかった。
僕が、人以外に恋・・・!?
つまりそれって・・・

「禁断の恋ってやつだね」

「えっ!?」

そいつは僕に追い打ちをかける。
やめてくれ・・・!
これじゃ、僕が変態みたいじゃないか。

「人と粉の禁断の恋か・・・。君たちは花粉界のアダムとイヴだね」

花粉界!?
何だか新しい言葉が出てきたぞ。
界王神界や尸魂界(ソウル・ソサエティ)とは違うのかな・・・。

「まかない君、花粉さん、そしてご両家のご親族の皆様、このたびは誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます」

そいつは祝辞を述べた。
まだ始ってもいないのにおめでとうとは、気が早いやつだ。
いや、ある意味始まったのだろうか。

『俺たちの恋愛は、これからだ!』

なんという打ち切り感。
だが、それがいい。

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コメント一覧 (3件)

  • 変態です☆昔を思い出せよ!下ネタ言うのがつまらなくなっちゃったのかい?

  • 花粉に恋・・・・なるほど(笑)
    禁断の恋愛の末、ご結婚まで
    おめでとうございます(笑)

  • オレさん>
    下ネタを言う機会も場所もなくなってしまったのです。
    最近なら、オレさんの方が変態だと思います。
    mihoさん>
    ありがとうございます。
    でも花粉とは縁を切りたいです。

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