以前、ノートPCを買ったときに、店員さんがこんなことを言っていたんだ。
「これください」
「はい。今、在庫を確認してくるのでしばらくお待ちください」
しばらく待つ。
「お待たせしました!在庫ありました。ちょうど最後の一つでしたよ」
この時、僕は
「最後の一つだったのか、良かった~」という安心感と
「最後の一つだったのか、ラッキー!」という光悦感。
そして目的の品を手に入れた満足感。
なんと同時に3つの感情が生まれたのだった。
きっかけは、店員さんの
「最後の一つでしたよ」
という言葉。
でも、よくよく考えたらこれってそういう作戦なんじゃないの?と。
だって発売したのが前日で、人気もあまりなくて、そんなに売れてないはずなのに・・・。
「最後の一つ」
という魔法の言葉を使うだけで、何だかお客は得した気分になる。
とりあえず、そう言っておけば悪い気はしないから言っておけ。
みたいなね。
つまり僕は、あの店員さんに心を弄ばれたってことだ。
きっと後で店員さんたちはこんな会話してるんだっ!
「あの客、『最後の一つ』って言ったときに、ニヤリって笑ったぜ」
「まじかよ、きんもー☆」
「全くたいした魔法の言葉だぜ。この一言で幸せになれるなら安いもんだな」
「人間的にも安いってことか?ははは、うけるなー」
くそっ!なんて時代だっ!!
っていう話を友人に話したら、
「OK!OK!とりあえず、お前は医者行け」
って言われた・・・
ら怖いから、自分の心の中にそっとしまっておくことにしました。
うん、きっと入荷が少なかっただけなんだよ。
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