広島旅行記②~朱色に近づく

前回までのあらすじ

大型連休だったから、広島にきちゃった。


THE ENDォォォォォォォォォ!!!!

ではなく、DEAD END。
それは行き止まりなんかじゃない。
それは新しい道への第一歩なんだ。
ということで左へ。

道なりに進んでいくと見えてきました。
鳥居。


赤いです。赤面してます。
頬を朱色に染めやがって・・・可愛いやつだ。
そして群がる鹿たち。


群がる人、群がる鹿。
どっちもどっちだな。

あ、クレクレ鹿だ!


「くれくれ!!」


「ZIPでくれくれ!!」

こんなところでもクレクレ。
鹿も人も欲望は尽きません。
そんな鹿を横目に鳥居に近づいていく僕。


人、多いな・・・。


見て!水がキラキラ輝いているわ!
まるで、何も知らなかった昔の私の心のようだわ!


見て!海藻が干からびているわ!
まるであの人の枯渇した心みたい!


いや、でもね。
ほんとに水はきれいでした。
川をよ~く見てみると、ヤドカリがたくさんいるんすよ。
うねうねと動いているんす。
社会のうねりのように。

ふと、見ると語らうカップルが。


「この闘いが終わったら・・・結婚しよう!」
「え?それ、死亡フラグ?」

なんて会話が聞こえてきそうで聞こえない。
彼らもそんな社会のうねりの中へ取り込まれていってしまうのだろうか。
そうならないことを願いつつ、次回へ続く。

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コメント一覧 (2件)

  • まるで海藻が自分の心のように見えただなんて、口が裂けてもいえないっ!!
    それにしても、素敵な景色です。

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