バスに乗ったときのお話。
バス停に行くと、すでに長蛇の列。
これは乗れないかな・・・と思いきや、やってきたバスは空いていた。
「これならいける!」と思った。
けれど、これがいけなかった。
バスに乗り込むと、バスは混んだ。
バス停にいた長蛇の列が乗り込んだわけだ。すぐにバスは一杯に。
目的地に着くまでは、あと7つほど停留所がある。
それまでにたくさん乗り込んでこなければいいのだが・・・。
しかし、そんな都合よく事が運ぶわけがなく・・・
停留所に停まる度に、人々は乗り込んでくる。
親子連れにお年寄り。
徐々にぎゅうぎゅうと満員になっていく車内。
しかし人は乗ってくる。
バスの乗務員が車内アナウンスする。
「もう少しおつめください」
車内の人が少し詰める。
2、3人分のスペースが空く。
また停留所で止まる。
また乗り込んでくる。
またアナウンスがある。
「すみませんが、もう少し後ろにおつめください」
乗務員は本当にギリギリまでバスの中に客を押し込むつもりだったらしい。
「もう進まねえよ」
「これ以上いかないのよ」
「入れないんだけど」
「だって進まないんだもの」
車内からは文句を言う声が次々に聞こえた。
ある停留所では、人が何人かバスから降りた。
必然的にスペースが空く。
すると僕の隣にいた人が独り言のように言う。
「早くしろよ」
と。
違う停留所で人が降りたときも
「空いたんだから早くつめろよ、ったく・・・」
と、文句をブツブツ言っている。
うるさいなこの人・・・と思ってチラ見してみる。
すると外国人。
僕はこの時、何故だか混沌としたものを感じたんだ。
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コメント一覧 (8件)
キャーー((;゚◇゚)ガクガクブルブル
何だか外国人がスラッと、しかもボソッと
そんな事を言うとユミコは恐怖ざますーー!
威圧感を覚えますな・・・
しっかしバスは混みますよね( T▽T)
しかも結構立ってると急ブレーキによって振り回されるのを絶えるのに必死必死!
じいさんばあさん大変だよ・・・
とっても日本語のお上手な外国人だったんですね。
もしかしたら、外国人なのは見かけだけで、内面はまるまる日本人かも・・^^;
その人は、きっとそのバスのドンです[絵文字:v-404]
僕はどう見ても日本人ですが、バスの中で、外国人のふりをして片言の日本語を話し続けたことがあります。
ユミコさん>
驚きましたね~。
あんな流暢な日本語しゃべるなんて・・・。
朝、昼のバスは嫌いっす。
テルさん>
なるほど!
日本で育ったものかもしれませんね・・・。
それなら納得できる。
Pitosh!さん>
確かに空気が違った・・・。
あれがドンの空気か・・・!
外国人のフリして片言って・・・?それはそれですごい空気です。
日本で生まれ育ったドンですね!
ナイスガイ人ですね!
どっち系の外国人だったのですか?
それによっても印象が違うな~
まくまくさん>
あれがドン・・・!
プー太郎さん>
歯がキラリと光っておりました(想像)
さるすべりさん>
白人男性でしたよ~
スラっとした感じの。